じゃじゃ馬母さんと子馬ちゃん

ちょうど一年前の今頃、ここの土地に引っ越してきた時、
スーパーに行くと見慣れない魚とタッパーの山を発見して
なんだろう？って不思議に思っていた。

一緒に砂糖のざらめや醤油も置いあり、
「イカナゴの釘煮」と書かれてある。

その後テレビ見て知ったのだが、
淡路の方で捕れるスズキ目の稚魚で
３月～４月限定のこの阪神間の名産物だった。

こ辺りの人は、この時期大量に煮込んで（関西では焚くという）、
周りに配ったり贈ったりするのが慣わしらしいので、
郵便局に行くと「イカナゴ専用」のタッパー付きゆうぱっくもあるほど。

小女子のよう大きさで、釘煮のお味は甘辛い佃煮ってとこか。
１年前、興味津々で買って食べた時は「ふ～ん」って感じだったけど、
今年いただいたのは一味違う。

有名な老舗料亭の料理長のお友達のお父様が（長いね）、
お店で出すものをおすそ分けしてくれたのだ！

メチャメチャ美味しい！

スーパーで買ったのと全然違う。。。
これだけで何杯もご飯をおかわりできちゃうほど、
ダイエット中には恐ろしいおかずです。

この辺りでは、イカナゴは「春を告げる魚」と呼ばれているけど、
どこに住んでも、春になるとこの「イカナゴ」を思い出すだろうな～

それに、私の体調にも「春」が訪れた。
毎年この時期になる「扁桃炎」になるのだ。

原因はわかっている。
花粉症による鼻づまりで、寝ている時に口呼吸になってしまうからだ。

近所の耳鼻科へ行った。
先生の前にあるカルテをチラっと見ると、
昨年撮影した私の喉の写真があった。

そうだ、昨年も同じ状況でここに来たんだ。
いや、その前の年も、その前の前もだ。

いつも自力で治そうとするんだけど、
この時期の喉の痛みだけは、抗生剤でしか治らない。

薬嫌いの私だけど、
ハーブと精油でフォローしながら早く治しちゃえ。

それにしても、この病院の院長って、
「熱狂的なタイガースファン」なんだろうな～

いたる所にタイガースグッズが飾ってありって、
ミッキーマウスの人形までもが縞模様のユニフォーム姿だ。

受付には、毎試合の勝率やピッチャーの名前、
試合の詳細が書かれている冊子が置いてある。

どんなに熱狂的な巨人ファンでも、
東京の病院ではありあえない。

これが阪神間では当たり前。
ここでもし巨人ファンだということがバレたら、
何をされるんだろう

幸いどこの球団のファンではないけど、
「以前はどちらにお住まい？」と先生に聞かれ、
ドギマギして　「東京・・・です」
と答えなくてはいけない雰囲気になる。

（ただ、花粉症歴についての質問だったのに・・・）

そんな阪神間に住んでようやく１年が過ぎようとしています。

イカナゴの味を覚え、
タイガースファンをうまくかわす術も覚え、
どうにか幸せに過ごすことができました～

お世話になった方達、ありがとう
そして、これからもよろしく
と感謝する春なのだ！

いつのなったら加湿器しまえるの？