FLAMENCOとTAKARAZUKAな日々

宙組公演のライブ配信を自宅で観ました。

10日間という短い期間でしたが　まずは無事に千秋楽を迎えることができて本当に安堵しました。

一連の出来事を考えずに言えば　本当に素晴らしいレビューだった！

急ごしらえだったのか　開催中止になってしまったタカラヅカスペシャルのための構想を取り入れたのか分からないけれど

新しい主題歌以外　すべて聞き馴染があり　お芝居やショーの1場面が浮かんでくる楽曲のオンパレードというのが　それはもう言葉にならない想いが溢れてくるというものです…

ファン歴が長くディープなファン向けという意味では　やはりタカスペのようなものですね。
今回はそれで良かったと思う。


大好きだった宙組のジェンヌさんたち　正直　人相が変わるほど痩せてしまった感のある人も何人かお見受けしたけれど　9ヶ月もの間舞台に立てなくても　その間懸命に努力を重ねてきたことがわかるパフォーマンスでした。
凄味すら感じました。

個人的には　ひなこちゃん（風色日向）の大躍進が本当に嬉しく
さーちゃん（春乃さくら）の堂々とした　何か吹っ切れたようなトップ娘役ぶりが印象に残りました。

8月に東京公演を観に行きますので　詳しい感想は劇場で体感するその時まで温めておくとして…


キキちゃん（芹香斗亜）の『愛の旅立ち』を聴きながら思ったことを少し。
多くの方が歌い　宝塚では峰さを理さんの曲としても歌い継がれてきた　私も大好きな曲。

宝塚にとっても大切なこの曲を今彼女が歌うことを　複雑な思いで見ていた方は多いのではないかなと…
私もそうです。
歌うことに　とても覚悟のいる曲だと思っているので…

勝手な印象ですけど　齋藤先生は　フィナーレに敢えてこの重い曲を選んで　キキちゃんへのメッセージの代わりにしたような気がします。

これからトップスターとして背負わなければいけないものの重さを　大階段の中心で１人　御本人も必死に受け止めようとしているように見えました。

劇団のやり方はともかく　もう手探りで傷つきながらでも前に進まなければいけない段階です。（貴重な時間を奪われ続けていた下級生の姿を見て尚更…）。

宝塚の財産のような楽曲の洪水であるこの公演
宙組の皆さんには　積み上げられてきた過去の重みと　宝塚が好きという気持ちを改めて噛み締めてほしいですし
観る私は　もやもやする感情も　応援したい感情もまるごと認めて　実際に生観劇して　感じた事をまた記したいなと思います。

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