溢れる美に涙 花組『アルカンシェル』
19日に 花組『アルカンシエル』やっと観てきました。珍しく敢えて殆ど事前情報をいれずにこの日を迎えたため 劇場につくなりプログラムを読み耽りまして隅々まで目を通した頃にはもう開演時間!プログラムのれいまど(柚香光&星風まどか)のポートレートがどれも あまりにも芸術的で目を奪われます。こればかりは他組の追従を許さないものがありますね✨揃ってモデル業でも活躍してきただけあるわ…そして舞台は 最高が詰まった退団公演でした!一階中程 どセンターです😍1幕2幕 虹が消えて両サイドの国旗が変わっています。ストーリーはナチス占領下のパリで レビューの灯を消すまいと奮闘するダンサー達の物語で多分ありがちな話で 目新しさがあるわけではないのですがレビュー小屋の『アルカンシエル』は そのまま今の『宝塚』に置き換えられるので 共感性に溢れていること一本物ですが ナチス支配下の演目に制限がある設定を利用して ジャズ シャンソン ラテン クラシックオペラバラエティに飛んだレビューシーンが散りばめられて華やかさも健在なこと稀有なダンサーのれいちゃんに天才ダンサー役 ピアノ演奏もあり歌姫として貫禄さえ出てきたまどちにディーヴァ役得意分野をこれでもかと発揮できる役柄で 相思相愛あて書きが魅力の本来の宝塚の面目躍如と言える作品だと感じました。ほってぃ(帆純まひろ)はじめ 退団者への配慮もあたたかい。ハーケンクロイツの存在感や ナチスの軍服が全面に押し出されているのにはおそらく賛否両論あると思うし 私も少しドキッとしたけれど物語に必要な描写に留めてあると思うので 私的には問題視していません。往年の名曲の数々も良かったし 繰り返される『たゆたえども沈まず』の楽曲の歌詞とメロディーも本当に美しくて 涙腺を刺激されます。なにより れいまど 本当に辞めちゃうんだ…(;_;)あまりにも美しくて 充実しきっていて その美しさが心に刺さりすぎて泣きました…一見 マネキンのような硬質な美。なのに れいちゃんの すべてを慈しむようなダンスは人間味に溢れていて 一瞬たりとも見逃したくないと思う。歌もお芝居もそう。一本物で卒業と知ったときには ショースターなのに…と戸惑いがあったけれど役として様々な感情を背負って踊るのは 彼女の真骨頂なんだと 改めて知ることになりました✨そのれいちゃんに包まれて 最高に輝いてるまどち。本当にはっとするほど綺麗に磨かれて 艶やかでくらくらする程美しい…数々の豪華なドレスの着こなしも必見です。そして 世代交代が近づくとよく感じることですが 組子のパワーがすごいことになってる!特に今回 あかさん(綺城ひか理)やはなこちゃん(一之瀬航季)が…強烈な光を放っていて目が離せませんでした😍ストーリーテラーとして地味な役柄に終始したほのかちゃん(聖乃あすか)の立派さにも目を見張りました。れいまどの卒業はあまりにも惜しいと思う一方で次世代もなんの心配もないだろうと思わせてくれた 素晴らしい退団公演でした。目に入る光景すべてが美しすぎて涙が溢れることってあるんですね…2回目にしてマイ楽は5月です。 どんな進化を遂げているでしょうか ワクワクが止まりません♪初日映像すら 観劇後に初めて観たのですが 感動が蘇ります•́ ‿ ,•̀『YouTube』『アルカンシェル』初日舞台映像⇨ランキングに密かに参加中。よろしければポチッとお願いします。にほんブログ村