夢の世界へ

父の日かァ。
子供の頃は、父の日に父の愛用の煙草『ハイライト』を一箱
折り紙で包んでリボンを掛けてプレゼントしてたなァ。
弟と二人でお小遣いを少しずつ出し合って。
あの当時は180円だったと思ったな。ハイライトの値段。
今じゃあ、煙草にしてもお酒にしても子供には売って貰えないんだろうけど。

あの当時はショボ用は子供の仕事だったし
おつりを駄賃に貰えたのでチョットした臨時収入だった。
その他にも空いた瓶を酒屋に持っていくと小遣いになった。
それを貯めてた。

貯金は好きだったな。
中学になった頃、自分の預金通帳を作って貰った。
毎月の小遣いの半分を貯金してた。
何を目標に？

それは、家出して自活できるまでの資金を貯めるために。
いざといういう時、先行きの心配なく家出するための資金作り。

ウチの子等はそういう行事には無関心なのか
父の日だろうが母の日だろうが、何の反応も無し。
お姉ちゃんが言われて渋々お父さんの肩もみをしてた。
小遣いも綺麗サッパリ使い切り。
性格だろか？
何の不安もない生活に必要性を感じてない？

でもって、お兄ちゃんは携帯で友達と真剣に
悩み相談に応じて大声で話しに興じてる。
うっさいンだよ。
夜中の12時30分である。
そんなクサイ青春話は家族が聞こえないところで喋れ！
聞き耳が立っちゃって寝られやしない。

プンプン！