うちのベランダにトンボ。今年は梅雨も空けてないのにトンボ出現である。早っ!
母の故郷は福島県大沼郡新鶴村という所である。
子供の頃は、毎年夏休みを利用してお盆に行っていた。
村なので、それはそれは山の中である。
飼い犬は(クマという名の真っ黒い大きな犬)夜中裏山に勝手に散歩に行く。
暑い日には水着を着てたんぼの用水路に泳ぎに行く。
山の水なのですごく冷たい。
ガスも水道もあるのだが、山の水を石で出来た台所に引き入れているので
冷蔵庫以上に野菜・果物・ジュースは山の水に浸かって冷え冷えである。
ガス台はあるものの、釜戸なので薪で料理する。
お風呂も薪である。
よく薪割りを手伝った。
籾の枯れ枝を取りに山へ行った。
油っぽいので種火を付けるのに好いのである。
その当時でさえ7世帯くらいの村だった。
店などない。
週に一回、魚屋さんのトラックが物売りに来ていた。
他の生活品は車で隣の町まで買い出しに行くか
(車を持っていなかったので行ったためしがない)、
タバコ畑を抜けて、
タクシーさえ登るのを拒否される急勾配の砂利の長く続くつづら折りの坂道を歩くこと30分。
ゴーゴーと流れる大きな川のたもとの『二俣』という橋の所に小さな雑貨屋さんがある。
そこで四角いミルクアイス当たり付きを買うのが楽しみだったな。
飼ってた牛と遊んだりした。
今はどうなっているかな?
村の世帯はほとんど町に出ていってしまった。
廃村ってあり?
家を処分するにもお金が掛かるから、たぶんそのままなんだと思う。
裏庭の食べ放題のスイカ畑もそのままかな。
山の中の(持ち山)桐の木もそのままかな?
婆ちゃんと鍬で耕しに行った畑もあるかな?
懐かしくなって
福島県大沼郡のホームベージをあけてみた。
なんと、市町村合併で
田舎の地名が無くなってた。
何ていう事!
『二俣』という地名も見つからない。
すごくショック~