夢の世界へ

『ばーちゃん、ばーちゃん、新幹線描いてよー』

『えー、どれ。１回だけだよ。ばーちゃんテレビ見てて忙しいんだから』

『ばーちゃん、新幹線だよー。電車じゃなくて新幹線～。』

『うるさいなあ。これは新幹線だよ。』

『違うー！』

『ほら。　しんかんせんでんしゃ　って書いたから新幹線だろー』

『。。。　じゃあ、小さーい新幹線描いてよー』

『あー、うるさいね。ママに描いて貰えばいいだろー。ばーちゃんはテレビ見てるんだから』

『だめぇー。ばーちゃんがいいのー。ママ掛けないモン。小さーい新幹線ー』

『ほら、小さい新幹線描いたよ』

『違ーう。』

『これはね　小さい新幹線　だよ。　ほら書いてあるだろー』

『。。。』

『ほら、あっち行きな。この新幹線の絵、持って行きな。じゃあね。』