テーマ:ねこといっしょ(8895)
カテゴリ:キジトラ・ファミリー
キジ姫ちゃんが逝ってから2週間がたちました。
今日まで片時もあの子のことを忘れたことはありません。 今も変わらず他の猫たちは裏に来るけれど、その中に姫ちゃん の姿がないのは切ない限りです。でも、いつまでも後悔したり、 悲しんでいたりするのは、あの子の幸せだった猫生を否定する ことになります。1歳にも満たない短い一生でしたが、あの子 はたしかに幸せだったと思うからです。 あの弱った仔猫を見つけたことは、もしかしたらキジ姫ちゃん が導いてくれたのかもしれないと、今はそんな気がしています。 あの子が「ここに可哀想な子がいるよ」って。 別の子を救ってあげることで、キジ姫ちゃんを見つけてあげられ ず後悔でいっぱいだった私の気持ちを和らげてくれようとしたの かなと・・・仔猫は助からなかったけど、ゴミ同然にされること は避けられたから。 姫ちゃん、おうちに入れてあげられなかったことも、見つけて あげられなかったことも、恨むどころか、私のそんな重い気持ち を少しでも救ってくれようとしたんだね。ありがとう・・・ ・・・ なぜだかわからないのですが、ここにきてあのクールなキジ母が、 まるでキジ姫ちゃんと同じような行動を取り始めました。急に、 うちの中に興味を持ち始めてしまったのです。今もうちの中が一番 近く見えるお向かいの屋根の上から、甘えた声で鳴いて呼んでいま す。 これは今日の夕方。すでにこの頃からずっとここにいます。 お腹が空けば甘えた声でごはんをねだってきたものの、満たされ ればさっさとどこかに行ってしまう子だったのです。それが突然、 おとといの晩から、変わってしまいました。 サッシを開ければ、ノドを鳴らしてスリスリしたり、室外機の上で パイプを伝ったり、犬小屋の上から鳴いて呼んだりと、そのアピール の仕方はまるで姫ちゃんそのものだったのです。 朝、4時頃までいたようでした。時々、切なく鳴く声が聞こえてきたので・・・ 翌日は一度も姿を見せず、ちょっと心配したのですが、今朝、また 元気な姿でやってきました。でも、今朝は食べたらさっさと行って しまう、いつものキジ母に戻っていました。 お盆だったし、あれはキジ姫ちゃんが母の姿を借りて、戻ってきた んだ、お盆には帰っておいでって願っていた気持ちが通じたんだ・・・ そういえば、この日の夜、食べ終わったキジ彦がめずらしく屋根に 上って、空を見上げながらミャ~、ミャ~と鳴いたのです。 蝉や鳥を見て興奮した鳴き方ではなく、猫に話しかけているような 鳴き方でした。 そのときは、キジ姫ちゃんが死んだとは知らず、ここにごはんがある ことを姫ちゃんに教えているのかと思い、ホロッときました。 でも、本当はこの時、キジ彦には、帰ってきたキジ姫ちゃんの姿が 見えていたのかもしれませんね・・・ 相変わらず臆病なキジ彦。この距離でもシャー!してきました。 だけど、本当はこれくらい野良猫らしい子の方が、正直、 今はホッとします・・・ ネズミのおもちゃで遊ぶキジ彦。 姫ちゃんはお盆後、またお空に帰っていったと思うのですが、 キジ母のこの突然の変わりぶりに、正直、戸惑っています なっちゃん、いる? どうしたものか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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