テーマ:今日のお出かけ ~(8125)
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昨日はBunkamuraで開催中の「ベルギー幻想美術館」を
見に行ってきました。 ここのところ、美術館づいてます。それもこれも着物で 出かける機会を作りたいがためだと思うのですが、昨日は 時間がなくて着物を着ていかれませんでした~ 話を戻しますと、私は昔から幻想、退廃、エロスといった 言葉に弱く、20代の一時、幻想文学にはまったことが ありました。 今回の展覧会は、「だまし絵展」に行ったときに知った のですが、チラシのポール・デルヴォーの絵画に惹かれ、 絶対、観に来ようと思ったのでした。 ポール・デルヴォーの作品は、本当にどれも儚げで美しく、 我が家に、彼の作品を飾るにふさわしい部屋があれば、 複製を購入したいくらいでした。 どの作品にも、唐突に裸の若い女性が登場するのだけど、 私には、この世のものではないという感じがして、色気 など超越しているように思えました。 圧巻は、彼の作品を写した絹織物です。サーベル・ビロード という手法で、絹にサーベルで細かく刻みを入れ、ビロード にしたものですが、角度によって、原画の中の女性の 肌の輝きが変わっていくのです。これがなんともなまめかしい! それからもうひとりのシュールな画家、ルイ・マグリットの 作品もすごく印象的でした。彼の描いた空の色が、ちょっと 色あせた感じの水色で、なんだか妙に郷愁を感じさせて くれました。 どこか翳りがあって、シュールな作品を眺めていると、私は なぜか心がとても落ち着いてきます。懐かしい気持ちにさせて くれるからかもしれません。それがなぜ郷愁をそそるのかは わかりませんが・・・ 展覧会の後は、カフェで軽く食事して、近くの高級住宅街、 松涛をのんびり散策しました。松涛美術館は閉館していたので、 またの機会に寄ってみたいと思いました。 フェルナン・クノップフ「Study of Woman」 美しさに惹かれて、クリア・ファイルを買いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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