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ひめの観劇日記

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カテゴリ:舞台
カズさんが名古屋で岡幸二郎さんと一緒にイベントをやる!ということなので、行ってきました。物販にモンスターズのCDが置いてあったので、嬉々として購入したところ、サイン会のチケットがついてきたので、昼公演だけのつもりが当日券で夜公演まで観てしまいました。だってサイン会は夜公演の後だっていうんだもの。こんな機会見逃せないでしょう。
 おかげさまで、サイン会ではカズさんに直接「モンスターズまたやってください」とアピールできました。お話してくれて、握手してくれて、サインまでくれるなんて、サービスいいなあ。

 さて、オープニングはカズさんの軽妙なおしゃべりからスタートして、高座なので笑点のテーマが流れ、アラジンメドレーへ。その後スカピンとチェスから1曲ずつのあと、岡幸二郎さん登場。正確なセットリストはカズさんがブログで公開してくださるはずなので、とりあえず記憶の範囲で書きます。
 岡さんが「ANTHEM」で素敵な歌声を披露してくださっている最中に着替えに行くカズさん。
 ロミオにだいぶ寄せた衣装は衣装さんに作ってもらったそうですが、岡さんいわく「大須の商店街にも売ってそう」。ここから、岡さんとロミジュリメドレー。エメ、決闘、世界の王だったかな。
 続いて、カズさん一人になってカズさんのミュージカルから2曲(ぬくもり、夜の雲)、そして再びのロミジュリメドレー。今度は一人で、ヴェローナ、本当の俺じゃない、結婚だけは、どうやって伝えよう(だったと記憶)。ジュリエットもやりそうだなあとは思っていたけど、「神よ、尾張に来てまでジュリエットをやりたがる男をお許しください」に吹き出しました。どうしても笑いを取りたいんですね。カズさんのヴェローナ好きだなあ。
 その後は愛知高校合唱部と「frinds」。なかなか素敵な合唱曲でした。リーダーのリカちゃんの喋りがすごくしっかりしていて、きっちり自分たちのステージの宣伝をしただけでなく、カズさんと渡り合ってるのが頼もしくも可愛らしかったです。
 「frinds」の歌詞にある「友という字の成り立ちを知っていますか」ってグーグルで調べたら本当に歌詞のとおりだったので、石井さん凄いなって思ったんです。とリカちゃんが話していたのですが、カズさんいわく「俺もグーグルで調べた」。じゃあそうなるわ。
 本編最後はカズさんののりのいい曲だったな~タイトルなんだったかな~
 
 アンコールは宮崎さんの演奏から始まり、岡さんとのデュエット曲「幕が上がれば」に愛知高校合唱部のみなさんがコーラスをつけて。いい曲だなあとしんみりしました。


 岡さんのおしゃべりを聞いたのはこれが初めてだったのですが、こんなに面白い方だったとは!!
 岡さんご出演作品はロミジュリ、1789などいくつか観ていますが、いつも歌、容姿、お芝居どれも素敵だなあと思っていたところ、喋りまで達者なんてこれはもうファンになるしかありません。以下、面白かったおしゃべりの内容を思いつくまま列挙しておきます。おしゃべりの面白さは再現できないので内容だけ。
 舞台でセリフや歌詞を忘れたらどう対処するかという質問に対し
     忘れるはずないよね。少し間は開くけど、音は何だったかと考えてすぐに取り戻す。
 ミス・サイゴンのブイドイで、感情が入りすぎて歌詞が出てこなくなったことがある。その時の指揮が塩田明弘さんだったんだけど、その塩さんが大声で歌詞を歌ってくれて、はっと呼び起こされた。
 一方のカズさんは、マイ・フェア・レディでのこと、セリフをど忘れしてウロウロ歩き回り、羽場裕一さんに「どう思う?」と振ってみたけど「わかりません」と突き放された。これ以上セリフが出てきそうにないと思ったのか、当時の指揮者(やっぱり塩田明弘さん)はさっさと次の曲を始めた。この2つの話で指揮者の塩田さんがすごいという話に。舞台上でのことを感じ取ってとっさの対応…、素晴らしい。
 カズさんから。鳳蘭さんの場合:歌詞を忘れたら客席のファンに聞く「なんだっけ?教えて」と。ファンの方が歌い出し、思い出した鳳蘭さんは何事もなかったかのように歌うとか
 それを受けて岡さん「ヤツはそれくらいやる」
 岡さんの語る鳳蘭(レ・ミゼラブルで、アンジョルラスとマダム・テナルディエで共演したときの話)。
 1)コーラスを拒否する鳳蘭。本役の登場場面以外ではアンサンブルもやるレ・ミゼラブル。  アンサンブルとしてコーラスをする場面で、宝塚時代からコーラスなんかやったことがない  ツレさん(鳳蘭)、自分のポリシーに反することはできないと「コーラスはできません」と  いうツレさん。じゃあ歌わないまでもせめて口パクしてくれと言われると「歌詞を覚えてな  いのにできるわけない」とこれも拒否。流石大スター鳳蘭
 2)本番中に話しかけてくる鳳蘭。当時の演出では工場の場面で、アンジョルラス役とマダ   ム・テナルディエ役が隣同士に座るシーンがあったそう。前述のとおり、ツレさんはコーラ  スをしないのでマイクは完全に切られている。それをいいことに、岡さんに話しかけるツレ  さん。「あそこの前の席に私のファンが居るんだけど、あなたのこと好きらしいから手を   降ってあげてよ」と。本番中に……。恐ろしい大スター鳳蘭、自由すぎる。

 この他にも面白いお話がたくさんあったのですが、ツレさんの話がインパクト強すぎました。
 いつかお二人のトークショーもみたい。「ずっとやろうと言ってるんだけど」とは岡さんの弁。
 夏の一日、とても楽しく過ごすことができて幸せでした。





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Last updated  2019.08.12 15:56:59
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