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カテゴリ:本
<あらすじ>冬の夜道を急ぐ馬車の中、ニコラは憂鬱な気分だった。妹にせがまれて訪問を決めたが、妹の夫には会いたくない。私を不幸に陥れたあの憎い男…。急に馬車が止まった。外を見ると、黒覆面の一団に囲まれている。噂の盗賊らしい。その優雅な物腰から“紳士”と呼ばれる賊の首領は、馬車から金品を運び出し、さらにニコラに要求した。「あなたから頂きたいものがもう一つある」彼はそう言って、ニコラの唇を奪った。運命の三部作、感動のフィナーレ。 3部作の第1作はトロントに行く前に読んでいて、第2作は友人がトロントまで送ってくれて読んで、この最終作は帰国後にはすぐ手元にあったのですが、ずっと積んでありました。やっぱりシリーズものは読むリズムというか、とりかかる勢いというのが大切みたいです、私にとっては。 キャンディス・キャンプのヒストリカルのヒロインはオキャンだったり、フェミストだったり、当時には珍しく職業をもつ女性だったりと、活発だったり利発なタイプで自分の意見を持っていて独立独歩ということが多いので、そういう元気なヒロインが好きな方にはオススメです。一方、ドレスに舞踏会にといったロマンチックな仕掛けが好きな方、いじめられてかわいそう系なヒロインが好きな方だと、ちょっと肩透かしということがあるかも。 大好きな作家さんですが、このシリーズだけはちょっと苦手でした。 1巻、2巻を読んだのも時間があいてしまって、あらすじを忘れてしまったので、よけいに3巻にとりかかるまで時間がかかりました。とりあえず読み終わりましたが、魅力的な登場人物や奇想天外な展開などキャンプのおもしろさはあるのでそれなりに楽しめるのですが、結構基本的な設定が暗いので、うーんという感じでした。画像がありませんでしたが、偽りのエンゲージとかオススメです。
シリーズであれば、モアランド公爵の秘密のほうが好きですね。 あと初期のMIRA文庫のキャンディス・キャンプの表紙ですが、最近になって変わったようですよね。アートすぎて、内容の雰囲気にそぐわない怖い雰囲気のイラストだったので、かわってよかったなーと思ってみています。この初恋のラビリンスの表紙もそのうちかわるのかな。この作品もとってもおもしろいですよ。 naahtaahのお気に入りのロマンス本をもっとみる 読書感想など本に関する日記はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.12 21:02:32
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