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豊島区私的空間

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2007.06.27
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7月にFBIシリーズの最新作が発売になるようなので、ほぼ1年近くずっと積んであった「死角」(第4作)と「土壇場」(第3作)を読むべく、まずはストーリーを忘れてしまった第1作から読み返しています。

読み始めてから思い出しましたが、「カリブから愛をこめて」でスリル&剛毅な登場人物たち&ロマンスのキャサリン・コールターが好きになった私としては、ロマンスという面ではちょっと物足りなさがあって迷路と袋小路を読み終わった時点で止まってしまったのでした。スリラーとしては面白い読み物かなぁと思います。

翻訳者あとがきで触れられていましたが、「迷路」はこのシリーズの第2作で、その後も何作かとんで翻訳されているようです。

ここから先ネタバレあり。

「迷路」ではザビッチとシャーロックがカップルとしてまとまるまでがかかれていましたが、次の「袋小路」を読むと息子ショーンが7ヶ月前に生まれていたということになっていて、おそらく翻訳されていない作品のなかでカップルのその後の様子などが書かれていて、巻が進むごとに、より時間の経過や登場人物を身近に感じられたろうなぁと思うとちょっと残念です。

 いま袋小路を読み終わったところですが、「迷路」のほうが全体的に盛り上がっていておもしろかったかなという印象です。主役のキャラの魅力もたっぷりでした。

 

ロマンスファンのかたにだったら、断然こちらの作品「カリブより愛をこめて」がオススメ。


<あらすじ>カリブ海に浮かぶ特権階級のリゾート、ポルト・ビアンコ。美貌の事件記者ラファエラはある復讐を胸に、閉ざされたこの楽園にやってきた。島の主は闇の武器商人ドニミク・ジョバンニ。それは26年前母を捨て、自らの娘ラファエラの存在も知る由もない男だった。が、一人の男の存在によってラファエラの計画は狂いだす。ドミニクの右腕マーカス―彼もまた、ある理由から島へ潜入していた。そんななか謎の組織によるドニミクの暗殺計画が発覚。事態は予測不能の方向へ!FBIシリーズの著者が放つ最上級ラブサスペンス。

 

こちらがFBIシリーズ。

 

<迷路あらすじ>被害者はみな廃屋に組んだ迷路を歩かされ、舌を切り取られていた―七年前サンフランシスコを震撼させた猟奇連続殺人。かつてこの事件で姉を失ったレーシー は、FBI捜査官となったいまも密かに犯人を追い続けていた。そんななかボストンで再び同様の事件が!レーシーは敏腕捜査官サビッチの協力を得て犯人を追 いつめるが、封印した過去を解き放ち、みずから迷路の入口に立とうとしているとは気づくはずもなかった…全米ベストセラーの傑作ラブサスペンス。
 

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Last updated  2007.06.27 17:52:36
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