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豊島区私的空間

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2023.05.01
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カテゴリ:中国語学習
こちらのサイトで絵本の中身が確認できます
绘本《安的种子》 - 简书 (jianshu.com)

しばらく時間に余裕がなくて、図書館で本を借りたり返したりが難しかったため、中国語の絵本も読めないでいたのですが、ようやく落ち着いたこともあり、借りてきました。

安、静、本という3人のお寺の小僧さんが、和尚さんから数千年前の蓮の花の種を貰い、思いおもいに育てます。一人は寒さ厳しい冬の庭に行って穴を掘って植え、一人は上等な鉢を買い、土を買ってきて家の中で大切に育てると芽が出ますが、数日で枯れてしまいます。残りの一人は冬の間、雪を掃いたり、料理をしたりして過ごし、春になると池に種を植えます。ある夏の日に美しく咲いた蓮の花は誰が植えたものだったのかを言葉少なに絵本では見せてくれますが、学びもあるお話だったと思います。

ガーデニングに昨年からハマっている私には、種を蒔くという身近な題材で、とても響く内容でした。またあとがき、解説が中国の方がなにを大切に考えるのかということが伝わってきて興味深かったです。

後書きは4人! 作り手側の気合を感じます。幼児さんレベルの中国語読解力なので、​推理と妄想​​で大人の書いたあとがきの内容を推察​すると、「(時機を)待つ」ということの大切さを伝える寓話だということをおっしゃっているようです。特に下記のお二人の内容はこんなかんじ。

作家さん:身近に5歳の子がいて習い事でアップあっぷ。家族が病院に連れて行ったら疲れすぎていると言われたと。子に期待する親の気持ちもわかるが、この絵本で時機を待つ大切さを伝えたかったと。

挿絵作家さん:西安郊外のお寺に何度か取材に行き、寺の雪景はその時の様子とのこと。雪がチラつく中、たどり着けるか不安に思いながら山を登ると、寺の雪は来客のため掃き清められていて、和尚さんからは作中の安の行動がまさにそういうことだと教えてもらい、今にが受け継がれていることに感動したそうです。次に訪問したときには和尚さんは92歳で前年にお亡くなりになっていましたが、変わらずに雪は掃き清められていたことに感動されたそうです。自分自身を振り返ると静や本のように行動してしまっていたが、安が理想だと。​​​​





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Last updated  2023.05.01 13:25:58
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