First Descent
5人のスノーボーダー達がアラスカのバックカントリーに挑戦するドキュメンタリー映画。メンバーは現役の巷を騒がせているスーパースノーボーダーたちかと思えば、80年代にスノーボード広めたパイオニア3人Farmer, Nick, Terjeと現在スノーボード界のアイドルShaun WhiteとHannah Tener。実力は全員世界トップレベルだが、世代も全く違うなんとも変わったキャスティング。アラスカの山は世界トップレベルの彼等にもまさに脅威の存在。あのShaunでさえビビりまくり。ただ1本滑る度にこの新しい山とスタイルを理解して行き、アラスカのワイルドなバックカントリーに魅了され、5人の間に世代を越えた連帯感が生まれてくる。途中日本のスノーボードブームも紹介され、東京ドームに特設されたスノーボード場での様子で日本の技術のレベルが光る。なかなか面白い。私達の住むアスペンのスキーカンパニーCEOのインタビューもあり、ローカル達は盛り上がる。飛び入りのTravisが雪崩に飲み込まれそうになる所と、最後にノルウェーのTerjeが60度の斜面を滑って行くのが見物。それから、やはりトップアスリートのメンタルの強さが凄まじいなと感じた映画だった。