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英語表現・ことわざメモ ~奪取・英検1級編~

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2007.08.25
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今日は、前回に引き続き、「アンチ単語集派の挑戦」。
2つ目の「(単語の)エピソードをラベル化する」です。

(「アンチ単語集派」の挑戦(1)は、こちらです。)



まず、私がなぜ英検学習をするまで、アンチ単語集派だったかを書きたいと思います。

私は学生時代、単語集を使っていませんでした。

リーダーの授業で出てくる単語を覚えたのみ。

それも、特に苦労して覚えた記憶はありません。

なぜなら、どういうストーリーの中でその単語が出てきたか、どのストーリーなのか、そしてどの場面なのか、使われていた状況ごと記憶していたからです。

書き出したり、単語カードを作ったりという作業はすることなく、それでも意味はぱっと思い出せる。
受験もこれで乗り切ったので、以降大人になってからも、この方法が一番だとずっと信じていました。




今でもこの方法が間違いだったとは、決して思いません。

ただ、なにせこのプラ単、1600を超える膨大な量の単語が収録されています。




文脈(例文)で覚えるといい、とよく聞きますが、プラ単に出てくる短い例文じゃ、インパクトが薄すぎて、覚えられない・・・。



たとえば、単語集の見開きに、20の単語が載っているとします。

「今日はこれらを覚えよう」

そう思ったときに、そこに出ている単語には、何の共通点もありません。

(アルファベット順とか、出る順とか、あるかもしれませんが、ここではその意味ではありません)

さぁ、覚えたかな、と次の日に開いたときに、引っかかりになるものがない。

そうです!

「引っかかり」

これが一番大事だと思うんです。

(ちょっとかっこつけて、「単語のエピソードをラベル化」なんてタイトルにしていますが・・・ラベル=ひっかかり、つまり思い出すときの、きっかけのことです)

画像2と3をご覧ください。

前回書いたリストチェックを定期的に行いながら、ある程度の語彙が身についてきてから、プラ単自体を読み込む作業を始めました。

読むページ数は特には決めず、知っている単語に出会うまで、とか、気分がいいからたくさん、とか日によって量は違いました。

読みながら、見たことのある単語に出会うと、どこでであったのかを書き留めます。

たとえば、画像2のように、「あ、これ映画の中で、主人公がお医者さんに言われてた単語だ」と、うれしくて(!)書き込みます。

本当は書き込む時点ですでにもう「ひっかかり」は出来ている(=だから、思い出して書けた)のだから、いちいちそれを書かなくてもいいのかもしれません。

だけど、やっぱり自分の性格。
「成果が見える」(=書き込める)のが面白いのです。

画像3のようにTIMEのどんな話に出ていたか(通常は、「TIMEで見た」くらいのメモですが)まで書き込んでいるものもあります。

ちなみに、これを書き込んだのは、その記事を読んですぐ、というわけではないです。

「そういえば、○○で見たなぁ」と思い出せるのがうれしくて。

しばらく寝かせてあったものが、この時点で定着する。
その喜び。知ってしまうと、やみつきになります。



このひっかかり(ラベル)は、映画や長文に限りません。

たとえば、このブログに気になった単語を取り上げて、いろんな薀蓄を語ることがよくあります。

(実際の英検学習中に単語について書いた例:こちら

このように、自分でなんか気になるなぁと調べて、「ひっかかり」を自己作成することもあります。

ブログのいいところはそれだけではありません!

単語のネタを書いたとき、読んでくださった皆さんがコメントをくださいます。

そのコメント自体が、「ひっかかり」になります。
○○さんに、こんなコメントをもらったなぁ・・・、と。
その感動、うれしさのおかげで、その単語は、私の記憶の中に定着します。

他にも、私が日記に取り上げた単語に、別の場所で出会ってびっくりしたという報告をいただくこともあります。
「これで絶対忘れない」という、うれしいお言葉をいただくことも。

自分にとっても、もちろんうれしいことですが、何よりうれしいのは・・・。
私のいう「ひっかかり(ラベル)」が、読んでくださった皆さんのなかにも出来たということです。

引っかかりの共有。なんだか運命的なものさえ、感じてしまいます。

大げさかもしれないし、おこがましいかもしれないけれど、皆さんとこの喜びを共有するためにも、これからも単語について取り上げることは続けていきたいと思っています。




私の覚えた単語には、こんなふうに、一つ一つにエピソードがあるため、記憶を引っ張り出すには「重い」(=本来、なくてもいい情報までついている)のかもしれません。

ただ、このラベルがついていることで、膨大な量の情報が、引き出しやファイルに中身のラベルがついているが如く、整理、引き出しやすくなっているのです。

おかげで、試験(2007年1月に一次合格)以降も、急激に単語を忘れることなく、記憶の中にとどまっています。この日の日記のように。

そして、これからもTIMEや他の英字記事を読むたびに、エピソードが増えていくのだと思います。

かっこつけだけど・・・その出会いにワクワクしています。

久しぶりに、リストチェックをしてみようかな・・・。




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Last updated  2007.08.26 00:33:09
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