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前回の日記には、たくさんの温かいお言葉をありがとうございました。
あの日記は、告別式から帰ってきた夜に書いたものです・・・。 今振り返って、気付きました。 父が亡くなってから告別式が終わるまでは、気を張っていて悲しむ間がなかった気がします。 日記を書いた時も、まだ興奮状態だったと思います。 その後、日に日に父の死が現実味を帯びてきて、自分の感情の波についていけなくなっていました。 (こんな中、たわいもない話に付き合ってくれた友の存在・・・大きいです) 今日はなんだか、少し大丈夫だった気がする。 思い込みかもしれないけれど、こういう日を重ねていくことで、少しずつ元の生活を取り戻していける気がします。 ★ 父が亡くなって以来。 「お母さんを支えてあげてね」と、いろんな方に言われました・・・。 実際のところは、私のほうが沈みに沈んでしまっている状況です。 母自身も、「じい(父)が死んで、泣いたのはねえさん(私)と姉さん(こちらはほんとの父の姉)だけよ。やっぱり血のつながりって濃いね。」 などと、ちょっと他人事のように言うほど・・・。 母とはすごく仲がいいのですが、時々何を考えているかわからないのです(苦笑)。 そんななか、ハッとする出来事が昨日ありました。 父は、亡くなるまでの2カ月、自宅二階で療養していました。(一階は仕事場があり、生活スペースがないため) その時に使っていたポータブルトイレを、捨てるには忍びないから、いい場所に置いたというのです。 2階に上がってみて、しばし見まわして、それを見つけたのがテレビの裏。 「いい場所に置いたでしょう」と母。 なんでまたテレビの裏なんよ・・・(裏からじゃ見えへんやん)と、気のない返事をしていると・・・。 珍しく母が感情を高ぶらせて反論しました。 「あの世に行ったら、すべてはさかさまになるから、逆に置いていいの。 亡くなるまで、ずっとあのトイレを使っていたから、これは思い出の品。 テレビが大好きだったじんさん(父)やで、ここが一番の特等席。 ここに座って、皆を見守っていてくれる。」 一緒にいたら、二人して泣いてしまいそうで、私、さっさと自宅に戻りました。 (あとで、「ごめんね。いい場所に置いたね。」と謝りました) 私は、今、父の車に乗っています。 (もともと、父が週一くらいしか運転しなくて、しょっちゅうバッテリーの上がる車だったので・・・上がらないよう気をつけて動かしてます) すぐに処分するのが嫌で・・・。わがまま言って、乗り続けています。 今年の誕生日、11月29日がちょうど免許の更新日で、 療養中の調子が良かった時に、免許更新のことをすごく心配していたから。 車も、いつのまにか自分で業者に電話して聞いて、買い取ってもらっても数万にしかならないって言ってたのが、ちょっとさみしそうだったから。 私にとっては車でしたが、母にとってはポータブルトイレだったのでしょう。 なんか文字にしちゃうと、ロマンも何もなくなってしまいますが。 お通夜が終わった夜、眠ってしまって、はっと起きたとき、母が何も言わず父の棺の前に立っていました。 静かにお別れを言っていたのかもしれません。 長々と書いてしまいました。 またちょっと泣けてきましたが、沈み過ぎない涙です。 昨日、今月の「ノルマ表」をプリントアウトしました。 ほんの少し、力がわいてきた気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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