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カテゴリ:私のこと。
私は、この出来事によって、子育て感が大きく変わった・・・。 忘れてはいけないので、書き留めておこうとおもいます・・・。
7月20日 学校から持って帰ってきたお道具箱を 一度、キレイにしようと、中を開いた。 クレパスが・・・2本、折れていた。
私は、『クレパス、折っちゃ駄目よ。』と・・・、普通に言った。 すると、1タロ、『先生がクレパスを折りなさいと言ったから折ったとよ。』と言った。 そこに、旦那も居た。 私と、旦那は・・・・『先生が言うわけ無いやン。』と、普通に言った。 けれど、1タロは『先生が言ったよ!クレパスを折って使って下さいって、言ったよ!』と、 声を張り上げて言った。 そこで、私たちは、怒りのスイッチが入った。 『そんなこと先生が言うわけ無いやろ?折ってみたかったん? それとも、間違って折ってしまったん? 正直に言えばいいやん?』 旦那と私、同じ事を言った。 すると、1タロは『2年生も3年生も、折ったら上手に絵が描けたって先生が言ってた!』 さらには、『先生は黒板にクレヨンの絵と↑を2本描いて、←→ こうやって説明した!』 『クラス全員が、ポキポキとクレヨンを折った!』と。 『先生に聞くよ!?』という脅しにも、『いいよ!』と・・・泣きながら言う。
私たちは・・・・怒りと悲しみで一杯になった。 私は、『なんで、そんな嘘を付くの?』 旦那は、『じゃあ、聞く。それでもしも嘘とわかったら、お前を打ちくらす!』と。 そして、旦那は、仕事に行った。
私は、ヤバイと思った。 旦那がキレた場合は、手加減はあるにせよ・・・・子供にはかなりキツイ・・・。
私は『1タロ、正直に言うチャンスをあげる。今だったら、まだ間に合う。』と言った。 1タロは 泣きながら 無言・・・。 私は 『机に着いて、考えておいで。何が本当か考えておいで。』と言って、家事に取りかかった。
5分ほどして、1タロは部屋から出てきた。 『ごめんなさい。先生は言ってない。』と・・・・1タロは号泣しながら言った。 私は、約束通り、怒らなかった。 『よく言えたね。お父さんにはお母さんから言っておくね。 お父さんも 1タロが正直に言えたことを知ったら きっと安心するよ。』と言った。 1タロは泣きながら、頷いた。
折った理由を聞くと、『折りたかったから』と答えた。 嘘は行けないこと、信じてる人を裏切ること・・・・そう話し、理解してくれた。
私は 『この子は 嘘に嘘を重ねるようなことになってしまったんだ・・・・』と、酷く落胆した。 もっともっと、この子を見てやらなければ・・・もっともっと、接していかないと・・・・と思った。 私の接し方が、この子をそういう風にしてしまったのか・・・と思った。 私は、酷く傷ついた・・・。 そして、難しい時期に入ったのだ・・・と思い、気持ちを引き締めた。
けれど、その日以来、クレヨンの話しは出ることはなかった。 したくもなかった。 ただ・・・1タロの言動に細心の注意を払った。 1タロを疑ってではなく、あなたは嘘を付かなくても大丈夫だ、というメッセージを送るつもりで。
そして、8/28・・・ 1タロはキレイになったお道具箱の最終点検していた。 点検が終わり、ランドセルの置き場所に持っていく途中・・・ 『クレパスはね、折って使うんだよ、本当は。』と・・・・。 怒りでも悲しみでもなく、なんで、この子はまたこんなことを・・・? ただ、意味がわからなかった。 でも、やっぱり、後から、怒りがやってきた。 今度は悲しみは無かった。
『こないだ、それは嘘だったって、言ったよね?それは、何だったの?』 と聞くと 1タロは 泣き始めた・・・・。
そのときも旦那が居た。 『もういい。これは先生に聞く。ただ、今度は謝っても無駄だ。 嘘だとわかった時点で、お前を家から追い出す!』と、吐き捨てて、仕事に行った。
私は・・・・ どうしようか考えた。 また、時間をあげる・・・・これは、旦那が却下した。 謝っても無駄と言ったのだから・・・。
じゃ、どうするか・・・。 叩いて白状させる・・・? 無視する・・・・? 問いつめる・・・・?
どれも・・・ピンと来なかった。 一つは・・・夏休み最後のイベント キョロちゃん夢ファンタジーに行く予定だったから・・・。 この日は、出来るだけ楽しい気持ちで過ごしたいと思っていたから・・・。 結果、『わかった。じゃあ、このお話は先生に聞くことにするね。』と言い、終わった。
そして・・・ 9/1 先生に連絡帳でお尋ねしました。 すると・・・なんと・・・・なんと・・・・なんと・・・・ 『クレヨンを折って下さい』と、先生が言ったそうです! 黒板に絵を描いて説明もしたそうです! みんなに折らせたそうです! 先生は 『驚いたでしょう?!すみません!事前にお母様方に説明しておけば良かったですね。』と・・・。 先生、『サカラ式』?とか何とか言っておりました・・・! 私と旦那の堅い堅い頭では『クレヨンを折る』なんぞ、【子供の悪戯】以外の何者でも無いと・・・・ 完全に決めつけておりました! 子供が問いつめられて泣くのは、嘘を付いてるからだ、とも・・・・思い込んでおりました!
その連絡帳を見て、即、1タロに謝罪しました。 涙が止まりませんでした・・・。 申し訳なさで、胸が一杯で・・・。 『本当の事を話してくれてたのに、嘘を付かせてしまってごめんなさいね』と何度も謝りました。 でも、 『ふふ・・・。いいよ。』 と、言葉少なに、目を赤くして、1タロは笑っていました。 でも、すぐに、2タロにちょっかいを出し、追いかけごっこを始めました。 『もう、いいよ、謝らなくて』、と言ってくれたようでした。 この子は強くて優しい子・・・。
そして、昨日、先生にお会いしたので、そのお話を・・・。 先生も大変気にして下さっていました。 そして・・・1タロの事を 大変、誉めて下さいました。 『よ~く私のお話を聞いてくれてるんですね、1タロ君。 全く、彼の言うとおりのことを私は言いましたから。とても嬉しく思います。』と・・・。
今回の事の成り行きを先生に、全て正直に話しました・・・・。 子育ても終えたベテラン先生なので、温かく励まして下さいました・・・。
『折ってみたかったから折った、ごめんなさい。』と言わせてしまったこと・・・ このことは一生、忘れてはいけない・・・。
今回は、良い勉強になりました・・・。
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