Nacktheit blog

年賀状の発売が開始になる頃にあわせて、プリンターの新商品が電気屋さんに並ぶ。エプソンとキヤノン。２大勢力は既に冬のフルラインナップを展開済みのようだ。

テレビを見ていると松浦亜弥（＋モー娘。）と長谷川京子が、ＣＭガチンコ対決の真っ最中である。宙を舞う７色のインクカートリッジ、乱舞するＡ４フォトペーパー、迫り来るロール紙を文字通り紙一重でかわすと、強烈なカードリーダーの反撃がはじまるのである！！

ん、ガチンコ対決というのはそういう意味ではないな。

とりあえず、ＣＭに誰が出ているというのは僕にはあんまり関係ないのだが、今回のキヤノンのプリンターは個人的にぐっとくる仕上がり具合だ。なかなかスマートで格好良い。久しぶりに「買おうかなぁ」という電化製品の登場だ。こりゃまいった。衝動買いの勢いだ。「うおー！」

はたと。

我に返って振り向くと、うらめしげにこちらを見ている現行のプリンター、エプソンＰＭ－９４０Ｃの姿がそこに。「私を捨てるの？」という表情だ。ううっ、やめろそんな目をするな。

ＰＭ－９４０Ｃは二年前に購入した当時の最高位機種である。時期的には「強インク」が出る直前のモデルだったと記憶する。当時の環ちゃんは「ＤＶＤやＣＤ－Ｒの表面印刷をするためのトレイを正面から入れる事ができるのか。うおぅ、これは凄い。すーごいぞーぅ」などと、鼻息をピースカさせながら電気屋さんの前で腕組みをしていた。独身貴族の財力を持ってすれば、プリンタの一台などポーンと購入可能だ。可能なのだが。

しかし、当時の環ちゃんの家には、既にエプソンＰＭ－９００Ｃがあったのである。購入からわずか２年。安泰と思われていたその座を脅かすものが現れるとは！ まさに同門新旧プリンタ対決。乱れ飛ぶＣＤトレイ、絡み合うＵＳＢケーブル、給紙ランプが点灯すればＢ５普通紙を巻き込んでの場外乱闘である！！

ん、結局ＰＭ－９００Ｃは同期の友達に売っちゃいました。

盛者必衰。力で奪った平和は必ず力で奪われる。２年前、ＰＭ－９００Ｃとの同族争いを制したＰＭ－９４０Ｃは、その座を今度はキヤノンのピクサスに奪われようとしているのです。まさにスリリング。すったもんだがありました。それはスリリンゴ！

裏では非公式ながら、すでに買い手探しが本格化してきたという噂もあるＰＭ－９４０Ｃ。事態は急転直下、ＰＭ－７００Ｃから３代続いたエプソン一族はここで途切れてしまうのか。迫るピクサスの足音。財布の景気が勝敗を決める！

次回「７年でプリンターを４台も買い換える男」 見逃すな！