Nacktheit blog

ヘアスタイルを変えたら人に気付いて欲しい。誰しもどこかにある欲求ではないかと思います。
「みんな、どんなリアクションかなー。似合うって言ってくれるかなー」

で、いざ友達に会うと
「昨日テレビ見た？」
などと、ゲンナリン大冒険的な発言をされてしまうのです。トホホ。

という訳で、「髪も切って、パーマもかけて、カラーリングもフルセットなのに」全然気付くことなく、日常会話をはじめちゃう”女性の期待を悪い意味で裏切る男”、西尾環那です。
本当にごめんなさい。


今年の９月１８日。環ちゃんの誕生日。２８年目の大冒険をする決心をしました。
行きつけの美容室に予約の電話を入れます。
「カットと…カラーを！」

入社４年目にして禁断の領域に踏み込みました。これで心身共に「不良社員」の仲間入りです。
鹿児島の片田舎では、ぶっとい眉毛に黒縁メガネ。ぴっちり真ん中分けで「君たち、暴力はいけないよ」と聞こえないようにつぶやいた、あの西尾環那少年が。ジャバラ付きのストローですら縮めたままで使用するほど「曲がった事」の嫌いな西尾環那少年が。「黒髪は日本人の美学。アジアンビューティー」と頑なだった西尾環那少年が！

２時間後。鏡の前でニヤニヤする西尾環那。こりゃー茶色いですなぁ。不良じゃないですか。


…というお話を、ブログを始める前からずーっと書こうと思っていたのですが、なかなか決断まで至りませんでした。
何故かと言うと、とまぁここで冒頭の一文につながるのですが、一体みんなはどんなリアクションをとるのだろう、というのを予備知識無しで見たかったのです。

あれから３ヶ月経って、やっとその機会が巡ってきました。
大学時代の後輩共大集合の飲み会を主催。あの「黒縁メガネにグルグルほっぺ」時代しか知らない輩からのリアクションを見ます。

「西尾さん、髪の毛染めました！？」
おお。なかなか良いリアクションじゃないですか。
「いや、季節に合わせて色づいてみたんだよ」
さりげなく、恥ずかしそうにリアクションしてみました。
「あ、あともしかしてパーマも！？」
「そ…それは昔から天然パーマなんだけど…」


人の視線なんて、そんなもんなんだなぁ…