アンソニーの日記 ~ペンによる猛烈な違和感
現在のブログ事情がどうなっているかは知らないが、伝え聞くところによると、「真鍋かをり」やら「古田敦也」が大人気なんだそうな。へぇ、そうなんだ(無関心)。なんて思いながら某掲示板サイトを見ていると、ちょっと気になる引用を発見。>正月は実家に帰って両親の顔を見るのも楽しみなんですが4人の姪っ子に会う>のがホントに楽しみなんですよ。>恒例の1週間遅れのクリスマスプレゼント。>>本来、プレゼントは買ってから本人に渡すものでしょうがそこは合理的にみんなで>買出しに。>>「今年の欲しいものは何ですか?」という問いに>>みんな揃って「DS」 そう任天堂のゲーム機である。>>個人的には圧倒的にPSPが人気だと思っていたのでちょっとびっくりしながら>みんなでゲームショップへ。これ、古田さんとこのブログの一文。無論、気になったのはここ、>個人的には圧倒的にPSPが人気だと思っていたので世間的にはそう思われているのかなぁ?なんて思いながらダラダラみているうちに、ちょっと思い出した事があって、YAHOO! JAPANの過去のトピックスを検索。その記事がこれ。『SCEJ、PSP「TALKMAN ヨーロッパ言語版 (仮)」5月に発売予定英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語に対応2006年5月 発売予定 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの国内ビジネスを担当するソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン (SCEJ) は、PSP用ソフト「TALKMAN」のヨーロッパ言語版を2006年5月に日本と欧州において同時発売する予定だと発表した。(中略)(2005年11月17日に発売された前作「TALKMAN」は)日本を含むアジア各地域で発売されており、同社によれば「新規ユーザーからゲームファンの方まで、幅広いユーザーの皆様にご支持をいただいている」としている。』この記事、今年の1/12にYAHOO! JAPANのトップページに掲載されたトピック。そしてこの記事はYAHOO!だけにとどまらず、同日付けの「impress Watch Headline」というニュースサイトにおいても、写真入りでトップニュース扱いを受けているのですが。なんだか、この記事だけ見ると、TALKMANって馬鹿売れしたんじゃないか?という気分になりませんか?TVで集中的にCMを流していたので、ほとんどの方が御存知と思いますが、このTALKMANというソフト、付属のマイクに向かって話すと、その内容を翻訳して自分に代わって話してくれる、というもの。否、ちょっと違う。マイクに向かって話した内容に近い例文を表示し、それを発音してくれるソフトか。(所有者の感想)実はこのソフトの発表当時は「コレはヒットするんじゃないか?」と、アンチソニーの私でも一目を置いていたのですが…ところが、蓋を開けてみるとなんだか胡散臭い感じの仕様が明らかになり、これ目的にPSPを購入した知人も「思った以上に使えねー。あれならブロークンでも身振り手振りで話した方が早い」というのが、実際に外国人相手に使用した感想。はい、じゃあ実際にどれぐらい売れたのかなぁと調べてみるとPSPソフト売り上げデータ ランキング27位 TALKMAN SCE 46,845(本)5万本弱。単体でデータがでてもわかりにくいので、これをNintendoDSと比較すると、38位 メテオス バンダイ 50,251(本)39位 ぷよぷよフィーバー セガ 44,417(本)はい、ちょうどこの間。メテオス以下。…というかメテオスってどんなゲーム???うーむ、ちょっとイメージが沸きにくいので、「CD売り上げ 5万枚」というキーワードでgoogle検索をかけてみる。すると。『架空の指揮者『千秋真一』CD5万枚今、日本で最も人気がある指揮者と言えば、カラヤンでも小沢征爾でもない。欧州デビューを果たしたばかりの「千秋真一」だ。先月発売されたCDは、クラシック音楽としては異例の5万枚を売り上げ、次作を待ち望む声も高い。が、実はこの気鋭の指揮者は架空の人物。人気少女漫画「のだめカンタービレ」のキャラクターだ。クラシック音楽の世界を揺り動かす少女漫画の力とは。』… 誰だ!?えーい、CDが駄目なら次は本だ!「5万部」をキーワードに再びgoogle検索開始!!『エビちゃんカレンダー5万部突破!昨年から人気のエビちゃんカレンダーの販売数がなんと5万部を突破したようです。大阪、東京で行われた発売記念の握手会にはものすごい人が押し寄せたとか。 さすが人気モデル! ファンの女の子はサマンサタバサのバッグ率はめちゃ高だったそうですよ。』※エビちゃんとは? 名前:蛯原友里。CanCam専属モデルです。いやもう。なんだかもう。なんなんだチョコボール。えーい、もう。なんだかわからん。検索、検索につぐ検索じゃーい!『版元訪問記 第5回PHP研究所 出版局 局長 安藤卓さん 企画部 部長 松本公一さん 出版局 局長 安藤さん Q:PHPが強いジャンル・最近売れているジャンルを教えてください。強いジャンルを強いて挙げるならば、「自己啓発モノ」「教育」でしょうか。最近売れているものは、書籍よりもMookモノ、弊所で「図解シリーズ」と呼んでいるものですね。『[図解]「なぜか仕事ができる人」の習慣』は発売1カ月で12万部を突破しています。図解モノはコンビニルートでもよく売れるので、通常の書籍に比べ、売れる部数が違います。初版から2万部を刷って、たいていの図解シリーズは5万部はいきます。』…何故5万枚の千秋真一と5万部の蛯原友里は、トップニュースにならないのでしょうか。(何故5万本程度でトップニュースになるのでしょうか?)まぁ比較した内容はそれとして、もの凄く作為的なモノを感じませんか?ちなみに、こういう胡散臭さを定期的に感じ続けると、あっという間に「アンチソニー」のできあがりです。可愛いコックさんを書くよりも簡単です。