カテゴリ:my family
今日は私がブログを始めて1ヶ月目!
こんな記念日に雪が降るなんて・・・ なまら寒いけど、ちょっと感激です。 寒い雪の日に思い出すのは うちにいたなっちゃんというセキセイインコの事です。 今は回向院という東京両国のお寺に眠っています。 なっちゃんがうちに来たのは夏、 だから父が何も考えず"なつ”と名付けました。 嘴から尾の先までせいぜい20センチ 小さな身体です。 全身黄色にしっぽだけ白が混じっており 目がクリクリっとして真っ赤な かわいい男の子でした。 ”なっちゃん”と呼ぶと 自分も”なっちゃん”と答えるか ”ピィ”と鳴いて応えるかでした。 そう、うちのなっちゃんはほんの少しですが おしゃべりができたのです。 食べ物は”おいちっち”といい、 とても人恋しいらしく 人にそばに来てほしい時は自ら ”なっちゃん”と人間のことを呼ぶんです。 そんな彼をおいて ある夜私の一家は歌舞伎を見に行きました。 帰ったとき、いつものように ”なっちゃん”と呼んでも返事がありません。 みると鳥かごの底で小さく うずくまっているではありませんか 外は大雪、家の中でもかなり冷え切っていました。 死んでしまったのか? いえいえ、よく見ると小刻みにふるえています。 さあ、そこからが一大事!どうしたらよいか 家の中がてんやわんやです。 暖めるのが一番だと、暖房を強にして、 何故か??暖かくしたホッカイロを彼の横に置き 獣医を探しました。 当時は鳥を診てくれるお医者さまはあまりありませんでした。 タウンページでかけ続けること10数軒、 やっと開いている獣医を見つけ (確かタクシーで)連れて行きました。 薬を飲ませて 鳥かごを風呂敷で包んで 風が入らぬ状態にして 暖かい場所(確か台所だったと思います)に安置すること2日、 彼はやっと元気を取り戻しました。 私たち家族は考えました。 彼は急に一人(一羽)にされてしまって 寂しくて、寒くて具合が悪くなってしまったのではないかと そして彼、一人(一羽)を放置したまま 歌舞伎に行ったことを悔やみました。 それから彼が生き続けた約10年の間、 私たち家族は彼を夜一人(一羽)で 家の中においておくことは 一度たりともしませんでした。 たかが鳥と言われるかもしれませんが 本当にかわいい子でした。 今は本当に私たちを楽しませてくれてありがとう と言いたいと思います。 でも、ペットというのは 失ったときの悲しみを考えると もう、飼えないでしょう。 何かペットを飼っていらっしゃる方 どうぞ、最期までかわいがってあげてくださいね それが唯一私が今言えることです。 (2008/01/23 22:15:03公開分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|