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今日は私の好きな落語について
書きたいと思います。 落語が好きといっても そんなに詳しいわけではありません。 ただ歴史は古く、私がモノゴゴロ付くか付かないときから 月の家円鏡(今の橘家円蔵師匠)さんの大ファンでした。 私は、他の子供たちとは明らかに違っていたと思います。 その後は、すっかり忘れていたのだけど ある日、常盤新平先生の講義を受けて落語との再会を果たしました。 (多分、当時お二人先生がいらっしゃったのですが 落語についてお話されたのは常盤先生だったと思います。 間違えてたらごめんなさい) その先生は私たちに 落語のテープを聞かせてくださいました。 『目黒の秋刀魚』(こういう演目があるんですよ)だったと思います。 ”オチ”の件(くだり)ではありません。 初っ端の江戸の風景を語る件(くだり)です。 秋の深まった江戸の町並み 魚売りの掛け声、下町を通る人々 沈み行く夕日、お寺の鐘が鳴り響き・・・ そんなひとつひとつが淡々と語られ 情景が浮かんでいく美しさ・・・ 落語を通じて 日本語、日本の話術の持つすばらしさを 改めて教えてくださったのです。 確かに落語の話術ってすごいと思います。 お扇子を片手にずずずっと すすり上げただけで お蕎麦を食べるように見えてくるし 羽織を使って、いろんな動物にもなれるし・・・ 特に古典落語だと 情景描写がたくさん出てくるので 聞いていて楽しくなります。 私の大好きな世界です。 皆さんももし機会があれば 食わず嫌いをせず 一度、聞いてみて下さい。 目に見えない筈の新しい世界が あなたの前に広がってくるはずです。 追伸 話はそれますが、 実は、その後 円蔵師匠とは電話でお話をさせていただいたことがあります。 勿論(笑)仕事でです。 会社で落語会を開く機会があり、 本来なら、事務所のスタッフさんにおかけするところ じきじきにご本人がお電話に出られてしまったようで・・・ こちらがすっかり舞い上がってしまって 用件を伝えるのがやっとでした。 小さい頃からファンだったんですよ! と正直にお伝えすれば喜んでいただけたのかしら??? ★常盤新平先生・・・直木賞作家、翻訳家でもある。 同じ町内に住んでいたので、 町で開かれた講演会で講演してくださった。 (そういう気さくな感じの方でした) (2008/02/10 23:32:31公開分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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