ｇomottomo_と亀のようちゃん

駅から私の家に来る途中に
『ツブレヤ』（潰れ屋）なるものがあります。
周りで言われているわけではありません。
私が勝手に名づけました。
『ツブレヤ』とは入る店、入る店が潰れる、どうも縁起の悪い店のことです。

５年ほど前
とある路線の主要駅から１,２分のところに
小さなマンションが建ちました。

『ツブレヤ』はこのマンションの地下１階にあります。
広い通りに面した所に入り口を持ち、
ちょっとこじゃれた感じの素敵な外装です。

一番最初は確かフレンチレストランでした。
友達と誘い合わせて行こうと言っているうちに
店の看板が『飲み屋』に変わっていました。
フレンチは流行らなかったのでしょうか？
マンションが建ってから１年くらいのことでした。

間も無く『飲み屋』の看板も取り外されているのに気づきました。
それからかなり長い間、看板もなく、入り口が閉められている日々が続きました。

それが去年の夏、急に新たに居酒屋風の飾りつけが始まりました。
そしてその居酒屋風の新しい店が開店！

開店して１ヶ月位のとき、
友達と初めてその店へ足を踏み入れました。
外装と同じように、室内も落ち着いた感じがあり、
暗めの照明ではありますが、
高級そうなソファーや装飾品が
ゆったりとした空間を生み出しています。
混みあって少しうるさいのは難でしたが、
食事もまあまあおいしかったし、
値段も手ごろでした。

ところが今年に入って又、居酒屋の看板も消えました。
また、潰れたらしいのです。
今後どうなるのだろう？他人事ながら心配でした。

この春、確か看板はまだ出てなかったけど
ツブレヤのある通り一面をニンニク臭が漂い始めました。
すっごく『臭かった！』
これは・・・と思ったらやっぱり！
ツブレヤにはイタリアンの店が入りました。

今度は大丈夫かな？と思いながらも、
先月、また同じ友達とツブレヤに入りました。
今度はスパゲティを食べに。

入った感じ、内装は以前とほとんど変わってません。
家具が変わっているので、雰囲気はちょっと違いますが、
トイレの位置もカウンターの様子も全く同じ。
『ぜんぜん変わってないじゃん』と小声で話す私たち・・・
味はまあまあという感じかな・・・
量はたっぷりありました。

お客さんは・・・と、見回しても昼の１２時だというのに
私たち以外１組しかいません。
うわっ～寂しい
確かに今は不景気とは言うけどねぇ

そう言えば、このお店、地下のお店とは言え、
この５年間
階段を下りて、お客さんが入っていくのを殆ど見たことがありません。
居酒屋の時は店の前で酔っ払いを時折見かけたし、
私たちが行ったときも込み合っていたとは思うのですが、
それ以外は皆無です。
どういうことなんでしょうねぇ

この新しいお店はこれからどれ位持つのでしょうか？？？
ツブレヤと勝手に命名しましたが、
つぶれるのを望んでいる訳ではありません。
地元民として頑張ってほしいのです。
しかし、素人目に立地条件がよく、
味も悪くないのに、何故、お客さんが寄り付かないんでしょう？？？
経営する人はもう少し勉強が必要ではないでしょうか？

できればイタリアンには頑張ってほしいと思います。
また、食べに行くからね・・・それまで営業してくださいよね！！
私が送れるエールはこれくらいしかありません。