ｇomottomo_と亀のようちゃん

10日深夜、女性遺棄の容疑者逮捕の報道を見ていた。
大阪で逮捕されて千葉の行徳へと移送されるという。
パトカーかぁと思いきや、新幹線だという。
座席どうやって取るのかなぁと不思議だった。
そうしたら、具合の悪い人が出た場合、休憩できる小さな部屋があるという。
そこを使うというのだ。




それを見ていて、自分の旧い記憶がよみがえってきた。
小学生の頃、新幹線に乗って熱を出した事があったのだ。
それは確か、さくら満開の頃、京都・奈良へ家族旅行に行った帰り道の事だ。
その日は指定席を取れず、自由席に立っていたのが、耐えられなくなり
うずくまったところまでは覚えている。
そこから先はよくわからない。

気がつくと3人がけのシートに寝かされていた。
わざわざ席を空けてくれたのだという。
熱を測ると40度を越えていた。
薬を飲まされ、少し落ち着いたところで周りを見回すと、
『大丈夫？』『大丈夫？』と声をかけられた？
その声は両親だけではない。
車掌さんらしき人も(今考えると）席を譲ってくださったであろう人々もいる。
週末で混んだ車内の中、立っている人たちの暖かいたくさんのまなざしが
こちらを向いている。
子供ながらに申し訳ないという気持ちで一杯だった。

ふと、今思う。
具合の悪い人（妊婦さんなどもそこを使ってもらうらしい）のための設備が
出来た事は素晴らしい。便利だ。
しかし、もしも、今あの時のように子供が電車の中で具合が悪くなっても
あんなに人々は心よく席を空けてくれてくれるのだろうか？
それが出来ないからこそ、こんな施設が設けられたのではないか？

子供の頃より世の中が荒れている。
自分ではもしかすると大人という世界に一歩踏み出したから
いろいろ汚い面も見えてきたのかと思っていた。
だが、それだけではない。
殺人事件も増えている。
死体を両足縛って浴槽に隠すなどということ以前はあっただろうか？
昔は良かったと口にする大人を斜に構えて見ていた自分がいたが、
昔が良かった、そう呟く自分に気づいた。






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チーズの日
ポッキーの日(平成11年制定、11年11月11日ポッキーが6本並んだように見えるから）