1168806 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家

旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

なでしこ3779

なでしこ3779

フリーページ

 ギャラリー なでしこ


邦画の館   増村保三監督の千羽鶴


1.≪青い山脈≫2.≪郷愁≫


 1≪浮雲≫2.≪稲妻≫


≪安城家の舞踏会≫ ≪夜の蝶≫


監督川島雄三.作品≪雁の寺≫


1≪東京物語≫   2.≪お茶漬けの味≫


1≪二十四の瞳≫  2.≪遠い雲≫


木下恵介の≪喜びも悲しみも幾年月≫


1.≪本日休診≫2.≪細雪≫


永遠の恋人.笠 智衆!


北原三枝とローレン.バコール!


1.≪香華≫2.≪野菊の如き君なりき≫


黒澤明の1.≪白痴≫2.≪生きる≫


吉村公三郎   ≪偽れる盛装≫


≪キューポラのある町≫≪私が棄てた女≫


≪陽のあたる坂道≫≪傷だらけの山河≫


≪日本の夜と霧≫≪青春残酷物語≫


吉村公三郎監督の ≪越前竹人形≫


小栗康平監督の  ≪泥の河≫


豊田四郎監督の1≪雁≫2≪ボク東奇談≫


黒澤明 1.≪用心棒≫2.≪姿 三四郎≫


小津監督≪東京暮色≫≪戸田家の兄弟≫


溝口健二≪祇園の姉妹≫《武蔵野夫人》


1.≪忍ぶ川≫2.≪サンダ館八番娼館≫


市川崑監督の  旧作《ビルマの竪琴》


豊田四郎監督の  ≪雪国≫


 中村登監督 1.≪紀ノ川≫2。≪古都≫


田坂具隆1≪五番町夕霧楼≫2.≪湖の琴≫


≪秋津温泉と浮雲≫≪辻が花≫


大庭秀雄監督1.≪帰郷≫2.≪京化粧≫


五所平之助監督1.≪挽歌≫2.≪わが愛≫


衣笠貞之助監督の  ≪白鷺≫


篠田正浩監督の  ≪美しさと哀しみと≫


小津監督≪彼岸花≫≪小早川家の秋≫


成瀬監督  ≪妻として女として≫


木下恵介1≪女の園≫2.≪永遠の人≫


家城巳代冶監督の  ≪異母兄弟≫


今井正監督1.≪米≫2≪ここに泉あり≫


山本薩夫監督の  ≪荷車の歌≫


≪狂った果実≫≪三羽烏3代記≫


伊藤大輔監督の  ≪王将≫


<海と毒薬>≪にあんちゃん≫


溝口健二≪雨月物語≫≪近松物語≫


小津作品<お早よう>。


溝口健二≪祇園囃子≫


吉村公三郎≪西陣の姉妹≫≪婚期≫


市川崑監督1.≪おとうと≫2.≪日本橋≫


ハリウッド映画..映画の観方


愛の名場面     洋画と邦画


D.リーンとB,ワイルダー


ビング.クロスビー、≪我が道を往く≫


≪聖メリーの鐘≫と≪ホワイト.クリスマ≫


≪荒野の決闘≫対≪O.K牧場の決闘≫


気品と優雅さ..グレース.ケリー


マルクス三兄弟


『間諜x27』.M.デートリッヒ


『去年の夏突然に』T.ウイリアムズ


『熱いトタン屋根の猫』T.ウイリアムズ


『欲望という名の電車』T.ウイリアムズ


リズ、テイーラー ≪陽のあたる場所≫


≪雨の朝巴里に死す≫≪愛情の花咲く樹≫


エルヴイス.プレスリー≪ブルーハワイ≫


ポール.ニューマン、≪栄光への脱出≫


ウイリアム.ホールデン≪ピクニック≫


エリア..カザン ≪草原の輝き≫


≪イヴ゙の総て≫


≪セールスマンの死≫


S.ルメット監督の ≪女優志願≫


G.ガルボの≪グランド.ホテル≫


≪歴史は夜作られる≫


≪サンセット大通り≫


サイレント映画の≪ピーター.パン≫


≪凱旋門≫


≪悲しみよ今日は≫


≪いるかに乗った少年、島の女≫


≪亡命監督たちの系譜≫


≪キャサリーン・ヘプバーン≫


≪いそしぎ≫と≪パリのめぐり遭い≫


≪山≫


≪波止場≫


≪旅愁≫


≪忘れじの面影≫


≪ジュリア≫


チャップリンの≪伯爵夫人≫


≪ステージ.ドア≫


≪黄金の腕≫と≪失われた週末≫


≪お茶と同情≫


≪モガンボ≫


≪ライムライト≫


エリア.カザン ≪紳士協定≫


≪アフリカの女王≫


≪ケイン号の叛乱≫


≪怒りの葡萄≫


≪裸足の伯爵夫人≫


素晴らしき日曜日


サスペンスの館


A.J.クルーゾー≪悪魔のような女≫


、≪落ちた偶像≫


(五瓣の椿)(日).(黒衣の花嫁)(仏)


眼の壁    霧の旗


『情婦』 ≪第十七捕虜収容所≫ 


(飢餓海峡)(砂の器)(天国と地獄)


第三の男 恐怖の報酬 太陽がいっぱい


松本清張映画化作品


野村芳太郎監督の ≪背徳のメス≫ 


≪黒の切り札≫ 田宮二郎


≪十二人の怒れる男≫シ


≪ガス燈≫


゙≪自殺への契約書≫


≪裸の町≫


≪生きていた男≫


R.シオドマク.≪らせん階段≫


≪マルタの鷹≫


≪ケイン号の叛乱≫ボギー


F.ラング.≪死刑執行人もまた死す≫


野村芳太郎、≪張り込み≫


A.リトヴアク.≪将軍たちの夜≫


≪刑事≫


ギャバンの≪現金に手を出すな≫


≪嘆きのテレーズ≫


≪ナイアガラ≫


≪針の眼≫


≪何がジェーンに起こったか?≫


F.ジンネマン監督≪日曜日には鼠を殺せ≫


≪薔薇の名前≫


フランス映画の宮殿


かくも長き不在  過去を持つ愛情


フランス映画の流れ


ジャック.フエデー≪女だけの都≫


ルネ.クレールの≪パリの屋根の下≫


ジャン.ルノワールの≪大いなる幻影≫


J.デヴイヴイエの≪望郷≫


ルネ.クレールの≪夜の騎士道≫


J.デヴイヴイエの≪旅路の果て≫


アンドレ.カイヤットの≪眼には眼を≫


マルセル.カミユの≪黒いオルフエ


≪アイドルを探せ≫


フイルム.ノワールとヌーベルバーグ


≪情婦マノン≫


ルネ.クレマンの≪居酒屋≫


J.ベッケルの≪モンパルナスの灯≫


≪パリの空の下セーヌは流れる≫


C.ルルーシュの≪男と女≫


ゴダールの気狂いピエロ


≪マドモアゼル≫


≪リュミエールの子供達≫


≪ロシュフオールの恋人達≫


ジャン.ポール.ベルモンドのこと


カトリーヌ.ドヌーブ


トリュホーの≪暗くなるまでこの恋を≫


ドヌーブの≪別離≫


ブルにエルの≪哀しみのトリスターナ≫


≪洪水の前≫


≪天井桟敷の人々≫


アラン.ドロンの部屋


≪地下室のメロデイー≫


≪サムライ≫


≪名誉と栄光のためでなく≫


≪冒険者たち≫


≪若者のすべて≫Ⅰ


≪若者のすべて≫Ⅱ


≪ゾロ≫


≪太陽がいっぱい≫


≪危険がいっぱい≫


≪ボルサリーノⅠ、Ⅱ≫


フリック.ストーリー


≪さらば友よ≫


≪暗黒街のふたり≫


≪山猫≫


≪ハーフ.ア.チャンス≫


≪パリは燃えているか≫


≪パリの灯は遠く≫


≪生きる歓び≫


≪危険なささやき≫


≪チェイサー≫


≪もういちど愛して≫


≪鷹≫


≪暗殺者のメロデイー≫


≪私刑警察≫


アランのフアッション


≪ビッグ.ガン≫


≪ル.ジタン≫


≪仁義≫


≪高校教師≫


<プレステージ>


<個人生活>


<お嬢さんお手やわらかに>


<最後の標的>


<真夜中のミラージュ>


<スコルピオ>


<ポーカーフエイス>


<シシリアン>


≪シネマ.ベルリンのピアノ≫


≪帰らざる夜明け≫


≪ブーメランのように≫


≪レッド.サン≫


≪燃えつきた納屋≫


≪太陽はひとりぼっち≫


≪リスボン特急≫


≪黙って抱いて≫


≪太陽が知っている≫


≪テヘラン≫


≪愛人関係≫


兇悪の街


未知の戦場


悪魔のようなあなた


カサノバ最後の恋


友よ静かに死ね


世にも怪奇な物語


イタリア映画の流れ


デシーカの≪ひまわり≫


ヴイスコンテイの≪夏の嵐≫


ヴイスコンテイの≪山猫≫


ヴイスコンテイの≪ベニスに死す≫


≪ブーベの恋人≫


≪にがい米≫


時代劇諸作品の長屋


お薦めの本


千家再興、千家奔流、千家分流


長編ドラマ


≪ホロコースト≫連続一回~三回


≪ホロコースト≫連載四回~六回


オードリー.ヘップバーンの部屋


≪昼下がりの情事≫


麗しのサブリナローマの休日


≪尼僧物語≫


≪噂の二人≫


≪パリの恋人≫≪シャレード≫


華麗なる女優達の系譜1≪モロッコ≫


グレタ.ガルボ≪椿姫≫≪ニノチカ≫


≪嘆きの天使≫


デートリッヒとガルボ


≪或る夜の出来事≫≪心の旅路≫


アナベラ。。ヴィヴィアン・リー


≪外人部隊≫と≪モロッコ≫


ダニエル.ダリューとE・バーグマン


≪大砂塵≫≪招かれざる客≫


ジーン・アーサージェニファー・ジョーンズ


グレース・ケリー、エヴァ・ガードナー


オリビア・デ・ハヴィランド


ヒッチコック作品


≪三十九夜≫≪バルカン超特急≫


≪第三逃亡者≫≪舞台恐怖症≫


≪間違えられた男≫≪引き裂かれたカーテン


見知らぬ乗客 パラダイン夫人の恋


2005年01月23日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

何度も何度も変更して申し訳ありません。
今夜は、パチーノの作品をもう一作ということで
  ”セント.オブ.ウーマン”を取上げようと思いましたが
ひとり2作となるとなかなか前へ進めないので、止めました。
それと1993年の作品となると他のページで
たくさん取上げられていると思うので、
私が書くこともないかと思った次第。
で今夜はAの俳優さん、アンソニー・パーキンスへと
駒を進めまする。

一昨年だったかドロン様のファッションについて書いたときに
パーキンス...について少し触れましたので重なる部分もあるとは
思います。

我々世代は彼のことをトニパキと呼んでおりました。
愛称がトニー.パーキンス・・・それを縮めてトニパキであります。

幸か不幸か、ヒッチコックの”サイコ”のノーマン・ゲイツが
あまりのはまり役、それも性格異常の得意な役者、
かのピーター・オトゥールにも通ずる異様な匂いが
これ以降彼について回って損をしている部分もある。

この作品の彼はもはやトニパキではない。
デビュー当時のトニパキはすらりと伸びた手足と
広い肩幅にアイビールックがよく似合うニューヨーカーの
瑞々しい青年だった。

彼の真のデビューとも言える”友情ある説得”(1957年)以後、
ドロンが出現してから、こののびのびとしたトニパキとドロン様は
我々少女達の人気を二分した。

下町の二枚目のお兄さんのドロンに比べて
トニパキはナイーブなセンシピリティを漂わせた
母性本能をくすぐる初々しさがあった。

それをもうガチャガチャに崩してくれた作品が”サイコ”である。

作品は一級であるが彼のイメージは
それまでの彼を知らない人たちには異常な、エキセントリックな
持ち味の俳優と言うイメージが固定してしまったと思う。

悲しくもある・・・がこの作品があったからこそ、
彼は今でも人々に忘れられないとも言える。

先に取上げた”さよならをもう一度”のフイリップや
”のっぽ物語”などの作品だけでは
アメリカ映画史に残らなかったであろう。

今夜取上げる”友情ある説得”は1957年、
ゲーリー・クーパー・・・クープの晩年の佳品であるが、
トニパキが殆どデビュー作といっても良い作品で、
これでアカデミー男優助演賞にノミネートされた。


監督・ウイリアム・ワイラー
カンヌ映画祭グランプリに輝いた
アメリカらしい、ワイラーらしい
真の平和主義者とは何か?をユーモラスにまた
ホットに描いた大好きな一編である。

この作品では背景に南北戦争があるわけですが
その後、1958年の”大いなる西部”でワイラーは
東部と西部の考え方の違いを描いている。

  ”友情ある説得”
出演者
ジェス・・・  ゲーリー・クーパー
妻イライザ・・・ドロシー・マクガイヤ
長男ジョッシュ・アンソニー.パーキンス
長女マティ
次男リトル.ジェス(6.7歳か?)
ジェスの親友サム
サムの息子ガード

あらすじ
ジェス一家は敬虔なクエーカー教徒、
クエーカー教は酒、タバコ、コーヒーはもちろん
音楽を聞くことも禁じている穏やかで頑固な平和主義者である。

前半、この一家の日常を通じてクエーカー教徒の
毎日はこんなものだとゆったりと描かれていく。

とうもろこしを栽培し、肉や卵を馬車に乗せて近隣の
町、牧場へ何日かかけて売りに行く。

この一家にペットのサマンサというガチョウがいる。
そしてレッドという馬がいる。
これが重要な役を担う。

リトゥル・ジェスはみんなにおチビさんと呼ばれている.
おチビさんとサマンサは相性が悪く、チビはいつも
サマンサのくちばしでつつかれていて
ちびはいつかサマンサの首をひねって食べてやると
悪態をついている。

マティはガードに恋をしている。
ジョッシュは今悩んでいる。
日曜日の教会での集まりにやってきた北軍の兵士が
戦争に参加するように言うが、
教徒達は
戦争は罪です。と拒否する。
が、ジョッシュは違う。

”君達は同胞を盾にしてのうのうとしていられるのか
戦ってこそ家は守られるのだ”という言葉に
どうしても自分も同胞の役に立ちたいと願い始めている。

パパ、ジェスはと言えば教会へ出かけるときに
道のりを親友のサムの馬車と競争するのが楽しみだが
競争意識のないジェスの馬レッドはいつも負けていて
ジェスは足の早い馬が欲しいと願っている。

夫人のイライザは競争心のないレッドでさえ不満で
もっと遅く走る馬をと願っている。


ある日町で定期市が催され、一家で出かけた。
ジェスは音樂が好きだ。
禁じられているにもかかわらずオルガンを買ってしまう。

ダンスも催され、
ソーダー水を飲みながら知らず知らずにステップを
こっそりと踏んでいるのをチビは見逃さなかった。
はぐれた娘がガードと踊っているのを見つけた彼女は
われに戻ってガードと引き離して連れ去った。

イライザはクエーカーの教えに忠実で頑固に守る。
それを息苦しく受け取らずに
夫は自分の意志を貫きながらも
やわらかく受けてかわす術を知っている・

10日間の旅に出た父と息子は
ひょんなことで競争心の強い馬と出会い、
持ち馬レッドと交換する。
不細工な馬だが名はレディ。

オルガンが届いた日、どうしても家に入れるなら
私は今日から納屋で暮らすとさっさと納屋へ。
それでも夫はオルガンを家に入れた。

夜、毛布を抱えて、夫は納屋へ出向く。
このあたりの運びが実に上手く、くすっと笑わせる。

親友のサムが仲介を申し出るが断る夫。

夫婦喧嘩の理由を聞いて笑い転げるサム。
あくる日、日が昇るや否ややってきたサムは
納屋で二人がやすんだことをクスクスと笑う。
必死にごまかす夫は
”誠意を持って説得したんだ”とどぎまぎ答える。

ここも伏線です。

プリンスの競争相手を見にやってきたサムは
こんなブスが俺の馬と競争できるのか?と笑った。

日曜日、サムと競争する為にレディに鞍をつけたが
いつもの大きい馬車がボルトが外れて走れないと
子供達を置いて夫婦二人で出かけることに。
ジョッシュがボルトを外しておいたのだ。

猛烈に走るレデイにイライザはびっくり。
プリンスに勝ったレデイだった。

教会の長老達が家にやってきた。
息子、ジョッシュの教育をどうしているんだ??と。
つまり、同胞のために戦わなくてはならないのか揺れている彼を
知ったからだ。

そして南軍がそこまでやって来ていると・
ジョッシュは焼けた納屋や、食糧を略奪された近隣の家を
見てきたと。自分も義勇軍に参加すると父に申し出た。

戦争はいやだし、死ぬのも殺すのも怖い。
殺す事さえ出来ないかもしれないが、
みんなが戦っているのに知らん顔はできないと言う。

父は止める事が出来なかった。

父は”もし南軍に襲われたら甘んじて受けるし、死も運命だと
受け入れる”と言う。

教会の長老の一人がやって来て、手のひらを返したように
巻き割をしていたって家は守れん、戦わねばと言った。
来合わせていたサムは昨日までとは違って変り身の早い事だと
皮肉った。

サムは俺がジェスの分まで戦ってくるさと
銃を持って息子ガードの元へ走った。

ジョッシュが乗っていった馬レディが傷を負って帰ってきた。
ジェスは銃を持ち出した。
止めるイライザを後に息子ジョッシュを捜し求めて。

だが、途中でプリンスに会ったジェスはサムの身に
何か起こったと思った。

サムは近くの森に倒れて虫の息だった。
その時、ジェスも銃で襲われ、かすり傷を負った。
もう一度銃を向けた若い兵士に素手で立ち向かい、
彼に撃つつもりはないから行けと逃がしてやった。

それから傷を負ったジョッシュを見つけ
そばで死んだ若い兵を助けられなかったことに
泣きじゃくるジョッシュをなだめ連れ帰った。

その頃、家では南軍が押し寄せてきていた。
イライザは食肉も野菜も果物も家畜も与え、
料理まで振舞った。

兵の一人がガチョウのサマンサを見つけて捕まえようとした。
イライザはわれを失って、
”サマンサはペットなのよ”と喚き、帚で
彼を何度も何度も叩いた。

チビはそんな母の姿に口を開いて見ていた。
姉はパパには絶対に内緒よと口止め。

又、教会へ出かける日曜日がやってきた。
サマンサと友好的になっているちびさんにパパは気づき、
”???どうしたことだ”

姉は”チビがいじめなくなったせいよ”

ちびは”違う、向こうから(サマンサ)近づいてきたんだ。
南軍が来てからあいつは変ったんだ”と口をすべらした。

止める姉の声をさえぎってチビはしゃべった。
”ママがバーン、バーンって敵を叩いたんだ、
サマンサを守るのに!”

パパは”そりゃー大ニュースだ”

出て来たママにパパは”箒を買い換えなくてはな”
”何故?”
”随分、戦ってくたびれているようだ”と・・・・
こうしてまた、平和な日常が始まった。。


この映画で言っている事は
民族と民族、国と国、の戦いだけが戦いではないのですね。

つまり家庭の中にも、趣味や友人同士の中にもいろんな
競争や争いはある。
そんな中からでも、
平和への解決方法を学べるんだというメッセージを
感じました。

つまり、納屋での夫婦喧嘩の解決方法は愛嬌であったにせよ、

オルガンを家に入れる事をパパはママに押し通したが

屋根裏に置く事、日曜日と、来客中は弾かないと言う条件を
飲んだ。

サムの横にいた南軍の兵士にも
ああいう形で
平和を彼に教えたのでは?

”たくさん、敵をやっつけて!”と言ったチビに
そんな言い方はいけない、どんな命も尊いものなのだよと
諭した。

平和主義だから戦争はしないと言った彼らの
言葉は理想主義あるいは生っちょろいと
聞こえるかもしれないが

周りのちいさな戦争にもいろんな対処の仕方がある。

それができれば心は平安に暮らせるものなのだ。

そんなところからまず、平和であろうと言う事でしょう。
自分の信念を貫きながら、平和に解決する。

一番難しくて出来ないことを
この映画では難なく見せてくれたのです。

さて、クープはすばらしい適役であるのですが、
今夜はトニパキを語るものなので、彼のことを後ちょっと。

つまり、この作品ではトニパキらしい、
ジョッシュは役よりもなによりトニパキそのものの
瑞々しいものでした。

ぜひぜひご覧アレ。
ノーマン・ゲイツは個性派役者アンソニーであって
初期の彼は
ナイーブかつ都会的なスマートなトニパキだったのです。

  おわり・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年01月23日 22時28分08秒
コメント(2) | コメントを書く


キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

二十四節季の立冬に… New! Mドングリさん

フリュイティ バラ New! 宮じいさんさん

感情だけで政治を動… crossroads-webさん

梶の葉 *。。・★ … Kajinoha_Himeさん
rintojinの徒然なる… rintojinさん

コメント新着

古市幹男@ 三羽烏三代記 今、CSで見ました。お書きになったもの…
musasitakeru@ Re:ドロンちゃんが我が家に来て一年!!画像あり!(03/01) なでしこさん、おはようございます。 ド…
クラシック・フアン さん@ Re:デボラ・カー  ≪黒水仙≫(01/24) The Red Shoes - High Def 高画質 2H15M …
クラシック・フアン@ Re:デボラ・カー  ≪黒水仙≫(01/24) Black Narcisssus 1947 - FULL FILM- ・…
ぶにゅ・える@ Re:テキサスの5人の仲間たち、ちょっと一息。(01/25)  続きです。 つまりメルディスは、最初見…

© Rakuten Group, Inc.
X