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Sep 5, 2007
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カテゴリ:平和
 とうとう行って来ました。
 地震発生からもう二ヶ月になろうとする今、復興作業もはかどっているのか、ボランティア受け入れもやや縮小しているとのことを聞きました。
 そこで、月曜日、牧師会のときに、信濃村伝道所の稲垣真実先生と打ち合わせして、火曜日に一緒に被災地に行ってみましょう、ということになりました。

 朝、わたしは大体6時半に家を出ました。信濃村に稲垣先生を迎えに行き、途中いろいろとありましたが、柏崎のボランティアセンターに8時45分に着きました。8時半からボランティア受付ということでしたが、もう受付終了となっていました。30人ほどがいましたが、仕事量に対してボランティアは足りていたということでしょう。そこで、柏崎伝道所に行き、臼田先生とお話し、刈羽のほうで人が必要ということで、刈羽村のボランティアセンターに向かいました。

 そして、与えられた仕事は、倒壊した家が撤去された後、立て直すために地盤を強化するのを手伝うことでした。その土地は粘土質であるため土地の強度を増すために、コンクリートと混ぜる必要があるとのこと。その前に、大きな瓦や木の破片を取り除いておいて欲しい、というものでした。依頼主もボランティアセンターの人も、小さな破片だけだろうと思って、すぐに終わる仕事、軽作業として私たちに頼んだようでしたが、いざ仕事に入ると大違いでした。

 前日に雨が降ったようで、ぬかるんだ中に入り、鉄の棒で土の中を探ると、でるはでるは、30~40キロ級の大きな石がごろごろと。そして、以前建ててあった家の土台にもなっていたのかコンクリートのかけらなど。作業に入って30分ほどして、これはとても一日じゃ終わらない、と思いました。

 幸い日は翳ったり照ったりの繰り返しで、それほど苦にならなかったものの、結果的には汗だくでの作業となりました。依頼された方にも「無理しなくていいからね」とか「休憩は十分取ってください」という声をかけていただき、冷たい飲み物や食べ物をたくさん用意していただきました。(水分補給をたくさんしたにも関わらず、トイレには一度も行かなかったです。体から塩が吹いていました。)

 作業は10時半ごろからはじめて、予定していた場所の半分ほどを終えたところで、午後4時前には切り上げました。やや中途半端でしたが、一日ではこれ以上は厳しい、というところでした。なお、作業は、もう一人刈羽に実習でたまたま来ていた福祉を専門とする21歳の学生と一緒にしました。最初、彼は、こんなはずじゃなかった、という感じで(なにしろ彼は作業する格好ではまったくなかったので、当然かと思いましたが)、ちょっと逃げていましたが、午後になると覚悟を決めて、大きな石を掘り出し、最後は、それを抱えて運んだりしていました。

 また、終わりに、被災者の方のお墓も見せていただきました。大きな墓石がごろんと横になったままで、これもいずれ直さなくてはならないと、がっかりした感じで話をされていました。なんでも中越地震のときにもこれほどではなかったが壊れたので修復したところだったとのこと。今度は土台からきちんと直さなくてはならないのだ、ということでした。

 柏崎や刈羽も車で通る際には、震災の後を感じさせないほど街の活気もあるようでしたが、立ち止まってみると、まだ赤札が張ったままの家があったり、瓦礫やごみが積まれたままの状態がちらほらとありました。
 また、今回のように撤去した後の作業もまだまだ求められているということ。ボランティアができる仕事は減ってきていて、刈羽でも土日中心でボランティアを呼びかけるとのことでしたが、外側の傷跡だけでなく、人の心の傷跡が癒されることを願ってやみません。
 
 そして、帰りには、妙高の「苗名の湯」で汗を流しました。







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最終更新日  Sep 5, 2007 09:24:47 AM
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