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テーマ:本のある暮らし(3316)
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17日 火曜日は、シンガーソングライターで牧師である陣内大蔵さんを講師に迎えて、南信分区婦人部研修会でした。松本教会の礼拝堂いっぱいに人が来られて盛会でした。(お昼時の集会室もいっぱいで、そのために準備もしてきましたが、ご奉仕いただいた方々には感謝しています。)
飯田吾妻町教会牧師の川上寧師による開会礼拝のメッセージに続いて、コンサート形式の陣内さんの歌とお話が続きました。陣内さんのこれまで体験してきたことなどのお話や曲に込められた思いなどが話されました。エピソードがどれも面白く会場は大笑いに包まれました。そして笑いの中で、聖書について、神さまの業の不思議さ・恵みの豊かさについて考えさせられた会でした。 この秋に新刊(CDつき)『そして僕は、今日も歌おう』が出ました。これまで日本基督教団出版局の『信徒の友』で連載されてきたエッセイがまとめられたものですが、CDでは「あなたの証」という曲が正式な音源として発表されたことが嬉しいです。その曲にまつわるエピソードも心にくるものがありました。 白血病でなくなった女の子が、闘病中の病室での言葉からできた曲でした。 「しあわせってあたたかい心持ちになることね。逆に不幸っていうのはだれかのせいにしつづけることだね」「絶望することって罪なんだね」とか、そんな言葉が中学1年で発病して4年の闘病を経て亡くなった女の子の口からでた言葉でした。女の子のお母様も「自分の子どもではなく天使のようだった」と驚くその最後の時が示すことは、そのような生は長短ではなく深く、まさしく永遠の命といってよいのではないか、と思いました。 また、このエピソードは以前エッセイでも読んでいたのですが、ライブでは具体的に病気の女の子のお母様の名前が出てきたのでした。その方にはお会いしたこともあったので、「ああ、あの方はそうだったのか」と思い起こして驚きました。(ちなみに、今、そのお母様は長野市内のホスピスでチャプレンをされているのです。) それから、今は田中優子『カムイ伝講義』佐藤賢一氏の小説フランス革命の1巻『革命のライオン』を読み終わり第2巻目に入っているところです。前者は被差別部落や江戸社会の様子について語られ、後者は行き詰まった貴族政治、王権政治について語られ、それぞれ、今の社会の雰囲気にも応ずるところがあり関心を持ちました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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