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テーマ:今日の出来事(292957)
カテゴリ:遊び
松本には、この時期「三九郎」なる習慣がある。
正月飾りを取り外し燃やしてしまうのだが、通常は「どんと焼き」とか言っている火祭りのバリエーションだと言える。 どんと焼きは、たいてい1月15日の小正月と呼ばれる時期であるが、私が住んでいるところは7日にやっている。松本城で正月飾りを外すのが7日ということで、その正月飾りを使うためらしい。 昔は道祖神と結びついたり、宗教行事であったかもしれないが、今は、子ども会でのお楽しみの一つとなっているし、地域の方ともちょっとは触れ合うので、顔を出している。私の場合は正月飾りはないものの、教会のクリスマスの飾りを外したものを持って行った。 そのように松本城はじめ各家庭から出された松飾や門松、だるまなどを、やぐらのように積み重ねてから火をつける。 そして、特徴的なのは、繭玉とよばれるだんごをつくって、それを火で焼いて食べるということ。繭玉は米粉でつくったものに、赤や黄色の色付けをしただんごであるが、これを柳のようなしなる枝につけて火にかざすのである。もっとも最初はやぐらのように積み重ねたものが勢いよく燃えるので、そうそう近づけないのだが、だんだん火が小さくなりくすぶるような感じになると子どもたちが繭玉をあぶりはじめる。(うちでは、できるだけ食べ物で繭玉に色をつけるようにしている。今回は、抹茶の緑と、ゆかりの赤紫) また、迷信のようなものもあって、繭玉を食べると「歯が痛くならない」「腹が痛くならない」と言われたり、「書初めの習字を燃やして火が高く上がると上手になる」など言われていることなどもある。そのせいか、書初めの習字を持ってくる子どもたちも大勢だったが、中には、学校の勉強の練習帳などを燃やしている子どもたちもいた。 うちは、子どもたちの作品をとっておくほうなので、燃やすことはないのだし、宿題やドリルも子どもがとっておきたいというのでとっておいているのだが...。 また、繭玉だけではなく、マシュマロをあぶったりして食べたりもした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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