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テーマ:本のある暮らし(3315)
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茨木のり子の評伝『清冽』を読み始めた。 彼女の人となりが語られているが、2006年79歳で亡くなるところが、また印象的であった。 持病のを抱えながら、なくなる一か月半前に書かれたという挨拶の文章が紹介されていた。 「別れの手紙 このたび 私 〇年〇月〇日 くも膜下出血にてこの世におさらばすることになりました。 これは生前に書き置くものです。 ... 「あの人も逝ったか」と一瞬、たったの一瞬思い出してくださればそれで十分でございます。 あなたさまから頂いた長年にわたるあたたかなおつきあいは、見えざる宝石のように、私の胸にしまわれ、光芒を放ち、私の人生どれだけ豊かにしてくださいましたことか...」 といった手紙が残されていたとのこと。 わたしだったら、今の状況で次のように書こうかなぁ。 「このたび、わたくし、思いがけないことにこの世とおさらばすることになりました。 つきましては、葬儀の司式は〇〇牧師にお願いいたします...。 皆様から頂いたあたたかなお付き合いは、宝石のように輝き、私の胸のうちにしまわれており、どれだけ人生を豊かにしてくださったか、神様の恵みを教えてくださったことか...。 残された家族がおりますゆえ、なお変わらぬご厚情をお願いいたします。 ...。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 16, 2011 07:05:19 PM
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