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2003年11月25日
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カテゴリ:日記
先月の半ば頃に珍しく弟から電話があり、「ねーちゃん、咳きが出て痰に血が混じってる。」と・・。
すぐに病院に行くように話しました。母の話では本人が帰った後に受診した病院に母が呼出され、
「うちでは手におえないから大きな病院に行ってください」と言われたそうです。
翌々日にはすぐに検査入院する事になりました。時折現われる言語障害も伝えると
頭部CT、MRIの検査が行われ、胸部X-Pなどの結果、転移性の肺癌、脳腫瘍。
あと6ヶ月の命といわれたそうです。
あまりの急な出来事に母も震えが止まらず、涙したようでした。
こんな時にもそばに居てあげれないのかと悔しく思いました。
検査結果で原発は精巣腫瘍とのことでした。
その後にすぐに切除術を行ったのですがそのときも行ってあげれませんでした。
極力毎週週末、姉と一緒に帰省する様にしていますが、往復の時間ばかりかかり、実際にそばに居てあげれる時間はわずかです。
母の思いや弟の事を考えるとあたしは看護師なのにまたもや家族の看護は出来ないのか!
と苛立ちを感じました。
たった1人で毎日弟の病院に通い(自宅から片道1時間以上かかる)家に帰れば一人で過ごしている母。
遠くてなかなか会いに行けないあたしと姉。
近くの病院に呼び母も弟も安心出来る様にしたいと以前勤務していた病院に紹介状を頂き持って行ったのですが、
「厳しい状態だね。通常の化学療法をする分にはうちで出来るが、今の担当の先生は抗がん剤の大量投与を検討されている。そうなると末梢血幹細胞移植をしなければいけないし、無菌室も必要になる。うちではその設備もないし、血液内科もないので無理だ」
と言われました。
すでに11月の始めに化学療法の1クール目を済ませ、今日から2クール目が始まります。
少し反応があった様で先生としては2クール目が終わったら、来年の始めに末梢血を採取してその後に大量投与をして2月には末梢血幹細胞移植をする予定だと話されました。
このままこの病院で治療してもらっても良いのですが、やはりそばに居てあげれないもどかしさがあたしと姉には強く、転院の話しをしているのですが、なかなか先に進みません。





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最終更新日  2003年11月25日 08時07分43秒
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