カテゴリ:中小企業経営
業務パッケージ・ソフト導入上のトラブルで最も多いのは、結果として当初の予算を大きくオーバーしてしまう事によるものです。
原因は色々と考えられますが、多くのケースは当然かかるであろうコストがプロジェクトのスタート前にお客様に伝えられていない事に因ります。汎用化されたパッケージはお客様の要望の8から9割をカバーする事もよくある事です。しかし残りの1から2割をカバーするのに必要な労力は、通常パッケージ価格の何倍も要するものです。そして、この残された1から2割の部分を如何に上手く作りこむかが、パッケージ本体の能力をどれだけ引き出せるかに大きく影響してくるのです。このようなプロジェクトの全体像を掴んだプロジェクト・リーダーを起用できるかどうかが、プロジェクト成功の鍵であると思います。 しかし、そもそもお客様のご要望から判断して、パッケージの適用を断念すべきケースにも、売り込みたい一心からか又はこのような判断が出来ないからか、パッケージを売り込でいるケースが見られます。システム販売を手掛けるものとしては、厳に慎まなければならない事だと思います。このような売り込みは長くは続きません。不幸なお客様を作り出した揚げ句、多くのソフトウェア会社が姿を消して行ったのを、ロサンゼルスでも沢山目撃してきました。 貴方のソフトウェア・パートナーは、大丈夫ですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.10 04:17:00
コメント(0) | コメントを書く
[中小企業経営] カテゴリの最新記事
|
|