カテゴリ:中小企業経営
先日あるお客様のシステムを見せていただいて、驚いた事がありました。
業務の集計をとるプログラムを作動すると、500ページにもなる集計用紙が画面に出てきました。 お客様が欲しいのは集計結果の数字だけなのですが、それを取り出すためには、500ページの画面をスクロールして最終ページを見る必要があると言うのです。 ピンと来ました! アマチュア・プログラマーのデフォルトを使ったシステム・デザインです。 私も含めてシステムの専門家でない人が、システムを使って何かを行おうとする時(例えばプログラムの導入など)細かい指定を省略してシステムが一般的と思われる設定を選んでセットしてくれます。これがデフォルトです。 先の集計のプログラムも個人が使う場合はせいぜい数ページの集計用紙になるので、これをデフォルトとしてあるのです。 ところがこれをビジネス・システムで使うと集計用紙は数百ページにもなり、全ページをスクロールするなどとても現実には使い物にならない代物が出来上がってしまいます。 PCが普及してプログラマーになるための敷居は大変低くなり喜ばしいことなのですが、この人たちがビジネス・システムを開発するとこんな事になりかねません。 ビジネス・システム構築をお考えの折は、くれぐれもアマチュア・プログラマーの犠牲にならないようにご注意を!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.10 04:28:38
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