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昨日は日向子の学校の運動会だった。
運動会と言っても、 隣接する通常の小学校の運動会に、 少し参加するだけのものだ。 去年は、 (娘も小学生になったか) との感慨もあったし、 初めての経験でもあったので、 まあ、それなりに楽しめた。 今年はというと、 種目が去年と全く一緒で、 しかも、特別支援学校の全校生徒、 小学1年生から高校3年生までが、 全員同じ競技に一緒に出る ということを知ったときには、 少なからずショックだった。 同じクラスの仲の良いお母さんが、 「12年間同じ事やらされるのかしら」と、 ため息混じりに言っていたけど、 まさにそんな気持ち。 競技を一緒に進めてくれるのは、 小学3年生の健常の生徒。 大切に扱ってくれているのは分かるけど、 個人を知るほどの交流がある訳では無いから、 明らかに“扱っている”という接し方。 実際、特別支援学校の生徒で、 自分の周りの人間の感情や、 自分のおかれている状況を、 はっきり理解できる生徒が少ないのは事実。 だけど、 運動能力は赤ん坊にも劣るけど、 健常の子と何ら変らない理解力と、 繊細な感情を持つ子がいると言うことも事実なんだ。 日向子に運動会の感想を聞くと、 「私、活躍したんだ!」 と胸を張ったけど、 競技中の表情は、 ずっとアンニュイに見えた。 普段学校は、 本当に色々考えて頑張ってくれているだけに、 『学校教育法』に則った組織である、 『特別支援学校』の限界をこの頃強く感じている。 “平等”って言うけど、 それって何に対しての平等なんだよって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/05/27 09:58:19 PM
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