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2008.04.19
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カテゴリ:物・モノ・もの
久々にヴィンテージ文具を紹介
と思ったら
先日、製図用具を紹介してましたね(笑)

今回はもうちょっと一般的なモノ
ぢつは今までも撮影小物として
登場したりする(笑)



こんな箱に入ってて



開ける~

Conway Stewart(コンウェイ・スチュワート)
1905年にロンドンで創業した筆記具メーカー
万年筆に固執しすぎて70年代に一度倒産
現オーナーが4年も掛けて
当時の技術者や資料を集めまくり
98年に見事復活させた
現在は限定モデルばかり出してるみたい(笑)

Floral Roseっていうボディにエナメルで
バラを描いたモデルが凄くキレイだけど
14,000ポンドって・・・
もうなんの値段だよ(爆)
※Floral 22というモデルの限定復刻


黒のペン(エボナイト)が主流だった当時
カラフルなモデルを登場させ
一躍人気メーカーになる

その元になったのがカゼインという
牛乳から作られる自然素材
当時使われていたベークライト、エボナイトのような素材と違い
素材自体が薄色で均一なため
パールの粉末やマグネシウム、顔料などで
様々な色を作る事ができた

と、良い事だらけのようだけど(笑)
なにしろ天然素材のため
半年以上加圧して凝固させ
(ペンのボディで2cm成長させるのに
 10ヶ月ぐらいかかるらしい)
1年以上かけて乾燥させるという
ペンになるのに2年以上かかる代物

とはいえ
小さなキズぐらいなら
自然に伸縮し、キレイに戻してしまう
何とも魅力的な素材

  
ボタンなどにも使われてるようです

と、ここまでカゼインの紹介をしておきながら
うちのはカゼインモデルではなく(爆)

Conway Stewart no.84(万年筆)
Conway Stewart no.26(ペンシル)
1952~63頃まで製造されていたセルロイドモデル
でも、セルロイドだけあって透明感のある発色がキレイ


モデルno.84 万年筆
Marbled rose / gold veins と呼ぶカラーで
深紅のマーブルに葉脈状のゴールドが入る
ペン先は14金


インクの吸引機構はレバーフィリングという
このようにレバーを立てて中のゴムチューブを潰し
レバーを戻す事でインクを吸い込む



こっちはモデルno.26のメカニカル・ペンシル
回転繰出し型
(ねじると芯が出てくる方式)
芯は1.18mm
no.84とセットのシリーズなのでカラーや仕様は同じ

なんで回転繰出し型が少なくなったのかは
電話中にメモを取ろうとして気付く
片手で芯が出せないもん(笑)

なんと楽天で探してみたら
同じ万年筆を扱ってるお店を発見!

 
ほぉ!ヴィンテージ万年筆専門店なんてのが
楽天にできるとはちょっと驚き(笑)
けっこうするもんだ

そういや、最近ユーロボックス行ってないなぁ
今度、顔出してこようっと


Conway Stewart
http://www.conwaystewart.com/

nagoo 本館
http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html






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Last updated  2008.04.19 18:20:03
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