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カテゴリ:旅
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お昼は、ザゴラに戻ってオアシスの中で食べた。いつものようにモロッコ 独特の丸い固めのパンとサラダとタジンとい煮込み料理。モロッコ人はこの タジンを毎日食べているそうだ。ご飯は、サラダの具の一部として食べること はあってもそれだけでは、決して食べないそうだ。元気もりもりだとこのタジ ンもおいしいと思う。けれど、下痢や吐き気(もう、gさんは吐いていた!) 暑さに参っている私たちにはちょっと飽き飽き!それに固めのパンは喉を通り にくいし、同じ味のタジンは正直食べれない。1人前も量が多く、申し訳ないが いつも残していた。 日本って!いろんな味のいろんな料理を食べれて、なんてすごいんだろう~! と改めて思った。恋しい~!!海苔やふりかけ・・・・。 このオアシスで、砂漠のマアミドへ行ける時間を待つ。何しろ砂漠は、とても 暑いので夕方に行ってラクダに乗るのが丁度いいとのことで、皆、昼寝をして 時間を待つことになった。先ほど食事をした木陰の椅子やテーブルの置いて ある場所でごろんと横になったが、暑いのなんの!昨夜のエアコンのホテルが、 懐かしい~! 汗は、出るしとにかく気温がかなり高そうだ。 こんなときせめて、天井のある屋内で時間を過ごしたかった~! ここの暑さが、私たちをさらに弱らせてしまった。 いよいよ砂漠のマミアドへ出発する時間がやって来た。その前に今晩飲む ビールをホテルで購入した。ビールは、アイスボックスに入れて車で今晩の宿 のテントまで運ばれる。禁酒のイスラム教だが、モロッコでは、観光客用?? に簡単にアルコール類を手に入れることが出来るそうだ。ちなみにガイドの ヨセフさんは、お酒を1滴も飲まない。運転手さんも同じイスラム教徒なのに、 O・K。この違いって何で~?? 個人の意識の差??どちらがいい、悪いはないんだけれど・・・。微妙。。 マアミドは、ザゴラから南へ約100km。近づくにつれてだんだん赤茶けた砂地に なってくる。ラクダに乗れるんだ~と思うとわくわくしてくる。 しかし、gさんは、ダウン。私も疲れて、ついうとうと・・・。 マアミドに着いて冷たい物を飲んでしばらく休憩。いよいよ待ちに待った ラクダに乗ると言うのに100%元気で無いのがほんとに残念だ。 gさんは、ベルベル人の布をターバンに巻いてもらい、私は日よけに頭から かぶりラクダに乗った。先頭は、ベルベル人の男の子(ターバンをしてるの で年が??分からん)2頭目が、gさん。私は、3頭目。あと荷物を積んだ ラクダが1頭。それともう1頭の全部で5頭で砂漠へと出発した。 このとき、フィンランドで乗ったトナカイのことを思い出した。 あの時もgさんは、2頭目のトナカイの橇に乗って私の前を進んで行っていた。 極寒を生きるフィンランドのサーメ人も砂漠をでラクダを操るベルベル人も 彼らの国以外の所へ行こうと思ったことも行ったことも無いのだと思う。 (なぜこんな事を思うのかと言うとフィンランドでgさんがサーメ人のおじ さんに対してこのような疑問を持っていたから) どちらも厳しい自然のなかで厳しい状態で生活しているのだと思うが、 砂漠を生きるベルベル人の方がサーメ人より明るいように思った。 サーメ人には、サーメ人専用の教会があった。ベルベル人は、町のモスク がありだれでも自由に礼拝できるし、無ければメッカのほうを目指してお祈り を奉げればいい。明るさの違いには、宗教が影響をしているのだろうか? 日本人の私には計り知れない何かがあるのだと思った。 ラクダは、象ほどは高くはないが馬より高く、乗り心地は馬よりもず~っ といい。 でもこぶの前に乗るか後ろか、微妙に違ってくる。最初のラクダは、鞍? の位置が悪いのか前のめりになり、お尻が痛くて、途中で違うラクダに変え てもらった。しかし、妙にうれしい。遠くには、山が見る。赤い砂丘へと進ん でいくと影がだんだん長くなってくる。赤い砂の中には、まばらに背の低い 潅木や草も生えている。その中をゆっくり、ゆっくりと進んでいく。 こんな風にず~っと昔に(多分千年以上は前)ラクダに乗って旅をしていた のかもしれない。乗り始めたときには、まだ、暑かったが太陽がだんだんと 沈んでくると風も先ほどに比べ心地よく思えるから不思議だ。 テントへ着いたときには、日が沈んでいた。ここには、可愛い子犬がいて ちょっとびっくり!とてもよくなついていて私たちの周りをじゃれ走り、 心が和んだ。こずるそうな目つきも、ぴょンぴょン飛び跳ねれように走る 様子もとても可愛い。 その他にお母さんと子猫2匹もいて楽しかった。こんな砂漠のテントの 水も無い厳しい生活の中で生き物を飼う優しさがこの人たちには、あるの だと思った。 食事は、またパンとスープとタジン(ごめんなさい)。ビール好きの私たちも 小瓶1本しか飲めず。食べられず!早く横になりた~い!それほど疲れが・・。 私たちの、寝床は星が見えるようにとの配慮からテントの外へと運ばれていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年07月10日 19時06分06秒
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