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陽子@ 私もです♪ スピリュチュアルなことに関係なく、この…
2006年07月26日
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カテゴリ:
旅の始めに泊まったマラケシュのリヤドがとても気に入った私達は、
移動ばかりで疲れてもいたし最終日のカサブランカ泊を取りやめ
マラケシュに連泊することにした。

旅の連泊は、本当にうれしい!
てっきり同じリヤドへ泊まれるものだと思っていた私達だったが、
3軒ほど先の新しいリヤドへ案内された。先に泊まったリヤドより
小さめのここに泊まるのは、なんと!私達だけだった。このリヤド
には、中庭の一角にプールがあった。
塩素臭いのととても疲れてたのと、なんとラクダに3時間近く乗った
せいでお尻の皮がむけてひりひり状態になり、結局入ることは
なかった。一皮むけていい女!そんなこと誰も言ってはくれない。
このプールを2階の部屋から眺め降ろすだけで、涼しいような感じが
してくるから不思議だ。せっかく水着を持って来たのに~。
この旅では、1度も使わなかった!!

夜のマラケシュは、とても涼しかった。ヨセフさんに聞くと私達が
初めて来たときと、さほど気温の変化はないそうだ。
あれほどの暑さの砂漠地帯でしばらく過ごしていたから私達の体感
温度が狂ってしまったのかもしれない。
土曜の夜と言うこともあってか、メディナの中心フナ広場は人々で
ごった返していた。この広場には、オレンジ売りの屋台や食べ物屋
の屋台から日本では決して見ることの出来ない蛇使いや火を吹く人
。それにヘナを手に描く人、占い、地べたに布を広げた上に何か
怪しげなものを売っている人やこじきなど様々な店と人々で迷子に
なりそうだった。暗い夜空に屋台の灯りや火を噴く人の火がとても
鮮やかで幻想的だった。

夜のマラケシュの涼しさと旅の疲れで早朝3時半のモスクから聞こ
えるお祈りにも目を覚まさず、ぐっすりと眠ることが出来た。
朝食は、とってもおいしいフレッシュオレンジジュースとクロワ
ッサン(モロッコでクロワッサンが食べられたのはここだけ。)
自家製ヨーグルトとお茶の簡単な朝食をいただいて、いよいよメ
ディナの観光に出発。
昨夜のお祭りのような喧騒とした様子と違って朝のフナ広場では、
働く人々とロバや馬車が仕事をしていた。
瀬戸物スーク通ると、あるお店ではとてもカラフルな可愛いお皿や
サラダボールに日本のようにきちんと値札があった。モロッコに
来てこんな風に値札のある店は、初めてだ!買いたかった!
でも、砂漠の砂もあるし、荷物のことを考え躊躇してしまった。
買っておけばよかったな~と後で後悔。

バヒヤ宮殿では、中庭の緑とアラブ模様のタイルや漆くいを見事に
彫刻した建物内部が素晴らしかった。アラブの建物は、タイル・
大理石・漆くいがセットだそうだ。天井も日本の神社のようにみごと
な細密画が描かれていたのにも驚いた。
ここには、かつて4人のお妃と24人の側室が住んでいたそうだ。
王様は、皆を平等に愛していた。とガイドのヨセフさんは言ったけど
そんなん、無理に決まってるとヨセフさんに分からないように顔を
見合わせ小声で肯きあった。
ここの中庭に来たとき、あ~ここもパワースポットだと思った。
パワースポットのチベット・ポタラ宮広場と同じ波動をここの中庭は
持っていた。とにかく美しい宮殿だった。

ベン・ユーセフ・マドラサは、1956年まで神学校と使用されていた
建物だった。建物の中庭は大理石がしきつめられ中央の水盤はお祈り
をする前に手や足などを清めた場所だそうだ。(イスラム教もモスク
へお祈りをするとき、必ず手や足を清めるそうだ。)回廊が周囲に巡
らされここの建物も漆くいと木にそれはそれは見事な細かい彫刻がさ
れていた。
2階は、学生の寄宿舎だった小部屋が130以上も並んでいる。
この小さな小部屋を見ていると、イスラム教徒に攻められ地中深く
埋まっていたインドの仏教の遺跡ナランダー大学を思い出した。
ここと同じように石で出来たベッドと小さく仕切られた部屋。なんと
なく共通点がある。学ぶ物こそ違っても、そこで勉強した学生達には
同じような思いがあったのではないんだろうか?

次に訪れた博物館では、お腹もすいてきたし足も疲れてきてもうど
うでもいいような気分だった。ここで残っているのは、モロッコの
絨毯とアフガニスタンのものととてもよく似ていること。ラクダも
一こぶラクダでいっしょだな~。それと100年前のマラケシュが今の
マラケシュとあまり変化がないことだった。

次は、迷路のようなスークを案内してもらう。職種によって同じよ
うな店が立ち並んでいるスークは、とても活気があった。gさんは
それに負けると言っていた。鍋の穴を修理する所や古タイヤから
額縁や椅子を作るところ銀製品に彫刻をするところなど職人の地域
とそれを売る地域は分かれていてまだ、小学生くらいの子供達もこ
こでは、立派な働き手のようだ。
日本では、鍋に穴が開いたら簡単に捨ててしまうし、ほとんどの人は
穴が開くほど鍋を使うこともないと思う!本当に物を大切にする
国だと思った。日本は、お金を持っていて、モロッコは貧しいから
と言う理由だけでは、納得できないものを感じてしまう。
私達の国、日本は何かおかしい。大切な何か忘れてしまったようだ。

お店の地域でも靴とか薬とか革製品との品種によって店が固まって
並んでいる。ここでは、客引きが大声で「安いよ。安いよ!」と
叫んでいる。「要らない。」と首を振ると「貧乏ね~。」と。
ここで、香油とヘナとバブーシュといモロッコ風スリッパと荷作用の
ぷつぷつパッキンを買った。
モロッコ風スリッパは、私が欲しかったものだか最後の値段交渉は
gさんにお願いした。本当に心強い旅の友だ。





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Last updated  2006年07月26日 13時06分30秒
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