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カテゴリ:旅
少人数の旅をした時、その旅のガイドさんとは過去の人生で深い係わりの
ある人だった。 カイラスさんを共に旅したネパール人のガイドは、ある時代では幼馴染で とても仲がよくお互いに好意を持っていたのに結婚できなかった人だった。 その人は縁が深く、親子だったこともあった。 ハワイにトレッキングへ行った時のガイドさんは、夫婦だったことも、友達 だったことも会った人だった。 私達二人の旅のガイド・ヨセフさんとは一体どんな関係だったのだろう? モロッコ最後の朝は、3時半のモスクのお祈りで目が覚め、その後うとうと状態。 頭がぼ~っとしている。 朝食を取りながら、はっきりとした関係が浮かんでこないことをgさんへ言うと 「親子だったんでは?」と・・・。 日本から持って来たほとんどの衣類を手放し、モロッコで買った石などを入れ ても私のスーツケースは、結構余裕だった。しかし、砂漠の赤い砂がまだ車の 中。のんびり者の運転手さん忘れないで! マラケシュからカサブランカの空港まで、車で4時間近くかかるので8時過ぎに 私達は出発をした。 車に揺られながら、ボンヤリとしているとず~っと待っていたヨセフさんとの 過去生が浮かび上がってきた。 それは、今まですでに知っている私の過去生に新たな登場人物としての彼との 関係だった。 時は、中世のヨーロッパ。ある領主に二人の息子がいた。私とその兄弟はいとこ 同士で、その兄の方へ私は嫁いだ。幼いころから行き来をしていた私達はお互い をよく知り、仲もよかった。私は男の子を授かり、それがヨセフさんだった。 そう!彼は、私の息子だった!! 戦いがあり、若い領主、私の夫は戦死してしまう。私は、深く嘆き悲しみ、 その悲しみで心を閉ざしてしまう。そして、息子へ愛を注ぐ。 しばらくして、弟の方のいとことに望まれ再婚をする。新しい夫のことも幼馴染 で好きだったけれど、亡くなった夫への嘆きがあまりにも深く、その愛を受け入 れることが出来ない私だった。そして愛する夫の忘れ形見の息子。 とても複雑な人間関係。 息子は、いつも母である私を大切に敬ってくれ、義理の父にも尽くすよく出来た 子どもだった。 そして、私が年老いて亡くなるまでず~っと側に居てくれた! それも、うれしい~! 「慈愛!母の愛!」 それが、はっきりと分かってくると、涙が止まらなくなった。 今回の人生で子どもを持つことはない私に、母の愛を思い出させてくれた! こころからの感謝の気持ちで胸が熱くなってくる。 こうやって旅に出て、自分と深い係わり合いのあった人々に出会い、過去のカルマ を解消し、感謝の気持ちで浄化していける。 本当にありがたい。 gさんは、私が急に泣き出したので驚いたそうだ。しかし、ヨセフさんも運転手 さんもきっと気付いてはいないだろう。 下痢や嘔吐できつい旅だった。しかし、私達二人にとってそれぞれ深い気付きを 与えてくれた、いい旅だったと思う! モロッコ、ありがとう!ヨセフさん、魂の約束を果たし出会えてありがとう。 旅の友、gさん一緒に行ってくれて、ありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年08月09日 13時05分14秒
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