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2006.09.14
カテゴリ：カテゴリ未分類
ここんとこ、猫さん達の飼い主さん探しを応援したり、
命がすごく大切とか言ってる自分ですが、、、 ものすごくおはずかしい事ですが、、、 あたしは、自分の猫を見捨てた事があります。 西成で、１人暮らしをしていた時に『ニャン吉』と言う黒い猫を飼っていました。 職場の同僚が「猫いらん？」って言ってくれたので、もらいました。 ヒマラヤンの不倫の子で、見た目は日本猫でしたが、 半分くらいは長い毛があって、大人になっても産毛みたいで可愛らしい子でした。 初めて飼う自分の子でした。 まだ赤ちゃんでした。 猫の飼い方も知らないままに飼い始めましたが、幸運な事に にゃん吉はすくすくと元気に育ってくれました。 自転車の前カゴに乗せて街中を走ったりして、 月一回は美容室にも連れて行きました。 自分は食事らしい食事をしなくても、 ニャン吉には美味しいモノをたくさんあげました。 人の手を血が吹き出るくらい噛む癖がある意外はものすごく良い子でした。 噛む癖は、あたしが毎日噛まれても叱らなかったから仕方ないんですが、、 可愛がりようは、多分今の子達に接するくらいに 必死で可愛がってました。 いや、、、今の子よりもベタベタに可愛がっていたように思う。。。 けど、あたしは、自分が失恋するなんていう めちゃくちゃしょうもない理由で、１人暮らしをやめて実家に戻る事にしました。 実家には猫が大嫌いな犬がいるっていう理由で、 当時良く部屋にも遊びに来てくれてて、 あたしやニャン吉にも良くしてくれてた人にもらっていただく事にしました。 引っ越しの時、父が荷物を取りに来てくれました。 対した荷物もないけど、 そこそこの荷物を持って3階の部屋と下に停めた車を何往復もしました。 その往復の都度、ニャン吉は、あたしの足元で不安そうに どこ行くの？って顔で見つめてウロウロしていた。。。 ニャン吉は、半分、自分が置いて行かれる事が分かっているような目をしていた、、、 約、、、1年くらいだったかな？ あんなに可愛い可愛いって言ってそれこそ猫可愛がりにしてきた子。。。 その子が「置いて行かんとって～。。。。」ってすがるような目で見ていたのに あたしは、その子を見捨てて実家に帰りました。 今考えると、完全に部屋で飼う事の出来る子だったから、 土間にしかいない実家の犬が猫嫌いであっても 飼えない訳ではなかったかもしれない。。。 狭い家だったけど、なんとか飼おうと思えば飼えたかもしれない。。。 あの時のあたしは、自分が失恋した事だけで、、、 自分だけが傷付いて可愛そうで哀しいと思っていた愚か者でした。 なんで、もっとにゃん吉の気持ちを考えてやれなかったんだろ。。。 なんで、連れて帰れ無かったんだろう。。。。。 ニャン吉と離れて、しばらく。。。数カ月の間は様子を聞いたりしてて、 元気にしている事はわかったけど、 その恩人ともなんとなく疎遠になり、っていうか、あたしが避けていた。 自分しか考えない愚かモノだったから、 その人の親切さとかも鬱陶しかった。。。 ここ最近、飼い主さん募集の記事やらを見たりしているからなのか、 いや、ホントはもう少し前あたりから。。。。 ニャン吉への謝罪の気持ちが強くなっていた。 今年に入って、しばらくした頃から。。。 あれから、何年かな？ どんなに長寿でも、もうニャン吉はいないだろう。。。 最期の時まで、一緒にいられたはずの自分の子を 見捨てた自分。。。いろいろきれいごと並べても、 その罪は消える事はない。 他のどんな子にどんなに良く出来ても、ニャン吉を抱き締めて謝って やり直す事なんかもう出来ない。。。 やっぱり、あの時足下で縋るように見つめていた目が忘れられない。 あたしは、サイテーの罪深い愚かモノです。 ごめんね。。。ニャン吉。。。 あたしの初めての猫。 もしも、許されるなら、もう一度会いたい。 会って、最初からやり直したい。 今度こそ、オマエがヨボヨボになってしまって、、、 最期の一回の呼吸を終える瞬間まで 傍にいてあげたい、、、。 ほんとに、ごめん、、、。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2006.09.15 03:43:26
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