ポケットいっぱいの内緒ばなし

実は。

４月３０日から母は入院していました。

尿路感染症です。

４０度の高熱が下がらなくて病院に行ったのですが、原因がイマイチわからないことと

とりあえず、白血球の数値が悪いので、抗生剤治療をしたいとのことでした。

私たちもね。GW中だし入院していていただくほうが安心です。

入院はしたものの、点滴はすぐはずしちゃうし、元気になればなったで勝手にどっか行っちゃうし。

で、入院のときと同じに大急ぎで退院になりました。

仕事の手配は・・・。

急だとやっぱり辛いんだよね、午前中に時間休みを取りました。

８時に、とか言われました。早く出てってほしいんだろうなぁ。

でも８時にはまだ朝ごはん。

１０分くらい遅刻してしまったら、もう母は着替えさせられベッドに座っていました。

相変わらず「何しに来たの？」と母。

「退院」なんて言っちゃうと、母は自分の家に帰ると思っちゃうから「転院するんだよ」と。

着替えさせられ・・・てたけど、それはパジャマだろ。

さらにもう一度私が着替えさせてあげる。

そのうちには弟も来てくれました。

弟に母を頼んで、（だって一人にしとくとどっか行っちゃうんだもん）

退院の手続きやタクシーの手配や、施設への連絡などを済ませました。

タクシーを待たせちゃいけないと思って丁寧に動いたつもりがまさかの

「トイレ」。

本当に子どもになっちゃうんだなぁ、タイミングの悪い・・・。

それでも無事にタクシーへ乗り込みました。

まだ普通のタクシーで大丈夫だから良かった。

タクシーの中で、やれ財布がないだのバッグを忘れただのいろいろ母は心配が尽きないみたい。

「大丈夫よ、緊急入院だったからバッグは持ってきてなかったんだよ」

と何度も（何度も聞くから）説明しました。

これからどこへ向かうのかも不安な母です。

施設に着いて一安心。

入院も３週間にわたったので認知症の進行や、運動能力の低下が心配されましたが

とりあえず、看護師さんが困るほど歩き回っていたので運動能力は心配には及ばなかったみたい。

これには介護士さんたちみんなほっとしていました。

私と弟が帰り支度を始めると寂しそうでねぇ。

普段はそんなことはなかったんだけど、本人は「知らないところに置いてけぼり」になるんだから、不安なんだろうね。

３週間前までここで生活してたなんて忘れてるんだし。

無事に退院が終了しました。