ポケットいっぱいの内緒ばなし

母の精神科の通院。
今日は弟と付き添いです。

一人で母を連れていくのは結構しんどいのです。
ずっと連れてないといけないから…

「ここで待っていてね」が出来なくなっているので
一人が受付やら会計やらをしている間
もう一人が母の側にいないと
母、どっか行っちゃうんです。
不安なんだろうね、知らない場所に一人にされちゃうから。

今日もハイテンションで認知症炸裂していました。

可愛いのです、ワケがわかんなくなっちゃってる母。

弟と「今日はどの時代にいるんだろうね？どこに住んでるんだろうね？」


今日はちょっと謎の時代でした。
どうやら父（１０年以上前に亡くなっている）と二人で暮らしているようです。
こないだまで自分は仕事をしていたし。

車の中では、病院に向かうときは保険証の心配をしていて
帰るときは鍵を一生懸命探していました。
財布を持っていないことを気になっていたようです。

「大丈夫だよ」でほとんどは済むんだけど
鍵がないのはちょっと困りました。
保険証を私が持っているから、というのも納得いかないのに
鍵まで私が持っていたら理由をしつこく聞かれそうで・・・
運転してるので、私もあんまり頭がまわらないもんねぇ、うまく話を作るのに。

「大丈夫だよ」
「なんで大丈夫なの。家に入れないじゃん」
「なんとかなるよ」
「どうなるの」

そんな感じ。

ホームに戻って夕飯を食べ終わるのを見届けて、私たちも帰りました。

夕飯。
お野菜嫌いなので、付け合せのおかずが一つ「お残し」になってました。
小さいころ怒られたのになぁ、私たち・・・。
自分は残すんだ？

もう充分に大人になったから、
そのお野菜を食べても食べなくても大きな差はないのだし
今、おいしく楽しく食事が出来ればそれでよいような気もします。

「ちゃんと食べな～」って程度で。

しかし、運転して病院に付き添うだけなのに
精神的なものかもね。
弟と二人、グッタリです・・・。