円空さんとラファエロさん
お仕事を休んで円空さんとラファエロさんに会ってきました。まずは円空さん。東京国立博物館です。ここにはいろんなイベントでよく来るので、今年は年パスを買いました。4000円です。これで常設展はいつでも見ることができるし、企画展も年に6個は見ることができます。安い!!普段見る仏像はとても繊細で美しいのですが円空さんの彫った仏像はパワフルです。「そこに今生えている木」をいきなり彫ったという仏像もありました。私は、首をちょっとだけ左に傾けて座っている仏様が気に入ったのですが(賓頭廬尊者坐像といいます)円空さんが彫るときに、そこに木目があったのでどうしても首をかしげた形になってしまったのだそうです。思いっきりパワーを浴びたあと、開館間もない東洋館にも立ち寄ってその後ラファエルさん。西洋美術館です。ラファエロの作品がドッサリ展示されていました。思ったとおり宗教画が主です。37歳で亡くなられたそうですが、もっと長生きされていたらもっと他の絵も描かれたかもしれないですねぇ。ダヴィンチの影響が濃いようで、モナリザによく似た感じの「無口な女」という作品がありました。継承者も多くいて、これは若かったのにすごいことだなぁと思った点でもありました。今回の展示会では、この継承者が描いた作品が気に入って、絵葉書購入。「牢獄から解放される聖ペテロ」という作品で、後ろの天使にひかれたのです、私。次はルーベンスでも観に行こうかな。渋谷か・・・もう座って帰ってはこれないかな。