JR全線全駅下車の旅
以前に読んで、今日改めて読んでみたのがこの、「JR全線全駅現車の旅」横見浩彦著である。著者が、1992年の安比高原から1995年の美作河井まで、JR4636駅を巡った様子を書いた本である。一口に駅と言っても、都心のビル形式やコンクリートの駅、ローカル線の昔ながらの木造駅舎、山小屋風のオシャレな駅、寺院風の駅、無人のホーム一本だけの駅など様々で、僕もこの本を読んで、ただ列車の乗るだけでなくいろんな駅に降りてその様子を見てみようと思ったきっかけとなった1冊である。著者は1987年にJR(当時の国鉄)全線乗車しており、その目標が達成されて楽しみがなくなったところへ、たまたまスキーで岩手県の安比高原に立ち寄った時に、駅の様子を見るというスタイルに興味を持ち、それからはまってしまったようである。確かに、楽しみや興味というのは、ムリに作るのではなく、ある日突然、ひょんな事から生まれる場合が多い。僕がこの本にめぐり会えたのも、なにげに立ち寄った本屋からであって、最初から意識したものではなかった。これから、どういう楽しみ方が出来るか、楽しみでもある。JR全線全駅下車の旅鉄子の旅1鉄子の旅(1集)