復刻塗装の特急「踊り子」
【3月17日の写真】東京から伊豆急下田方面に行く特急「踊り子」は185系電車で運転していて、現在では白地にオレンジと緑の湘南色に近い塗装となっている(写真上)。この185系は、昭和56年に183系特急や153系急行の置き換えを目的として伊豆方面にデビューしたもので、もともと特急と普通列車の両方に使えるのが特徴だった。そのため、ドアも急行型並みに広く、座席も名古屋や大阪の新快速タイプのリクライニングしない転換クロスで、今思うと特急としては貫禄に劣る。当初は通勤時間帯にも185系の普通列車も数多くあったが、出入り口は両端しかなく、今のロングシートの4ドア車と比べると「座れば天国、立てば地獄」で、やはり乗降に手間取ったようだ。なので、最近では普通列車運用も、東京7時24分発の伊東行きくらいなもので、今はリクライニングに改造して、特急踊り子や湘南ライナーなどのホームライナーがほとんどだ。それでもデビュー当時は、白地に緑で斜めのラインの塗装が斬新で、183系や485系など肌色に窓周りが赤の国鉄色が主流の特急型の中で注目を浴び話題になったものだ。あれから30年、特急踊り子号運転開始30周年を記念して、デビュー当時の塗装に復元した編成がお目見えした。この日は、大宮発新宿経由伊豆急下田行きの「踊り子173号」に運用していた。通常はスーパービュー踊り子が使われる列車なので、珍しいパターンである。根府川駅を通過する、現行塗装の185系踊り子新宿に停車中の復元塗装の185系踊り子。今思うと斬新な塗りわけだ。【鉄道写真 電車写真 フォト JR東日本オフィシャル】【鉄道オフィシャルフォトプラーク】185系リニューアル特急踊り子木製壁掛けプラーク(鉄道写真) (CE199901-12) JR東日本商品化許諾済【鉄道写真 電車写真 フォト JR東日本オフィシャル】【鉄道オフィシャルフォトプラーク】JR東日本251系リニュアール特急スーパービュー踊り子SVO 木製壁掛けプラーク JR東日本商品化許諾済