大井川鐵道の旅【神尾駅編】
金谷駅からは、「大井川自由キップ」(3620円)を購入し、大井川鐵道の旅が始まる。この切符は、大井川鐵道の新金谷〜千頭(せんず)が2日間乗り放題のフリーきっぷで、金谷〜千頭が片道1,810円なので、単純往復と同額になる。発駅の金谷駅に戻ったらこの切符は効力を失い回収される。なので、金谷や東海道線の沿線などで1泊して2日間にまたがって大井川鐵道をめぐる場合は、フリー区間の入口である新金谷〜金谷の運賃(片道150円)を別途支払うようになる。お目当てのSLは11時過ぎの発車で時間はまだあるので、まずは神尾駅を訪問することにした。金谷から約18分で、大井川が車窓に広がり始めたところにあるこの神尾駅は、ウィキペディアによると1日の平均乗車客数が2人という秘境駅と呼んでもいいような駅だ。駅周辺は道以外何もないが、ホームからは大井川が眺められ、この駅の特徴は信楽焼のタヌキさんがいるとこだ。下り線の線路沿いに20体近くのタヌキがいて、初めてここを通ると驚くことだろう。大井川鐵道の新金谷〜千頭が2日間乗り放題の「大井川自由キップ」(上)とこの後乗るSL急行券。大井川鐵道のSLに乗車の際は、事前に電話やホームページで予約を取る。その際に伝えられた予約番号を当日に金谷駅や新金谷駅などの窓口で伝えて座席が指定されたSL急行券が発行される。神尾駅に停車中の元近鉄特急の16000系普通列車。車体も近鉄そのものである。16000系の車内。リクライニングしない初期のタイプで、今の特急のレベルからいうと古くなってしまうが、普通列車としては最高の車両だ。神尾駅を発車し、トンネルに入り千頭に向かう。線路沿いにはタヌキの置物が数多くあり、ユニークな光景が繰り広げられている。ホームの金谷よりにもタヌキがいて、人影のようにも思える。待合室には招き猫もいる。待合室には「思い出ノート」があり、訪問者が思い出等を書き込めるようになっている。PCゲーム「AIR」のキャラ「神尾 観鈴」のノートも置いてあった。駅ホームからは大井川が眺められる。駅前の案内札にもタヌキが描かれていて、訪問者を迎えている。駅のすぐ近くには「神尾竹林」があり、竹のトンネルのようだ。駅から歩いて15分で大井川の近くまでたどり着く。駅や周辺散策などに良いロケーションだ。(良い天気ならば特に…)大井川鐵道公式ホームページ※当ブログを「にほんブログ村」に登録しました。ポチよろしくお願いしますにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村