SLパレオエクスプレス・桜沢みなのバースディエクスプレス
【3月20日】2020年度の秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」は、2020年度中はSLの全般検査があってSLによる運転はなかった。何とか検査も終わり、2021年2月よりSLの運転が再開となった。そして、3月24日は秩父鉄道の鉄道むすめ「桜沢みなの」の誕生日なので、3月20日にはオリジナルのヘッドマークを付けて「桜沢みなのバースディエクスプレス」として運転された。※SLパレオエクスプレスは通常、740円の座席指定席券か520円の自由席整理券が必要だが、2021年は全車座席指定(740円)になり、密になるのを避けている。指定席券はパソコンやスマホの秩父鉄道サイト内の「秩父鉄道SL予約システム」より会員登録して希望の列車を予約する形になる。(座席も選択できる)予約が完了するとQRコードが発行されるので、当日のSL停車駅でそのQRコードにより発見するシステムになっている。秩父鉄道SL予約システム【ログイン画面】秩父鉄道のサイト秩父鉄道の主要駅には桜沢みなののパネルが置かれているが、頭には誕生日を祝う帽子がかぶされていた。頭の上にローソクがつけられたらちょっと危ない気もするが(笑)今回は熊谷発の熊谷~長瀞に桜沢みなののコスプレイヤーの方が乗車した。こちらの撮影もにぎわっていた。イラストと現実とでは多少雰囲気が違う感じ^^;誕生7周年を祝ったマークが付けられている。といっても7歳というわけでなく、実際はいくつなのか気になる。客車は12系4両で、行先表示はそれまでの幕式に代わり、窓下には差し込み式のサボが追加された。ボックスシートの一角には消毒液も設置されている。広瀬川原にある車庫から熊谷駅までは201号機電気機関車が先頭で回送される。デッキ付の機関車で、こちらもSLに負けず貴重な存在だ。熊谷発車後、長瀞までの間に桜沢みなののコスプレイヤーが車内を巡回してオリジナルデザインのマドレーヌが配られた。ほんのり桜の風味で美味しかった。パレオエクスプレスの機関車であるC58-363号機は昭和19年の生まれで2021年に検査が完了した。大掛かりな検査はJRの大宮総合車両センターで行われる。指定席の確保の都合で往路は皆野で下車。桜沢みなのの「みなの」もこの駅からきている。秩父音頭発祥の地とのことで、オリジナルの駅名標がある。皆野から後続の各駅停車に乗ると、途中の秩父の駅でパレオエクスプレスを追い越す。秩父駅の先の影森からは山間部に入り、浦山口で下車して通過シーンを撮影できる。秩父の山々をバックに発車を待つ。ここでも人でにぎわっているが、熊谷に比べるとゆとりがある感じ。西武4000系と顔を合わす。一部長瀞や三峰口から西武線を直通して飯能まで行く。西武ライオンズをイメージしたカラーが西武らしい。沿線は花が咲き始め、春らしい景色になる。後ろの方の車両に乗るとカーブで先頭のSLの雄姿を見ることが出来る。SL列車に乗っているのを実感する時でもある。「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。鉄道旅行の参考になれば幸いです^^乗り鉄お役立ちガイドでの「秩父路遊々フリーきっぷ」の案内