下谷法昌寺・たこ八郎地蔵【迷惑かけてありがとう】
【11月3日】この日は東京メトロの「東京メトロ24時間券」を使ってフラり旅に出かけた^^降り立ったのは、日比谷線入谷駅から歩いて5分ほどの所にある「法昌寺(ほうしょうじ)」。こじんまりとしたお寺だが、ここには「たこ地蔵」というお地蔵さんがある。ここでいう「たこ」というのは、宮城県出身の「たこ八郎」である。たこ八郎は、元々はプロボクサーで引退後は由利徹や赤塚不二夫やタモリのもとでコメディアンになり、バラエティ番組やテレビCMなどでとぼけたキャラで話題になった。しかし、昭和60年の夏に海水浴に行き、飲酒が原因で海に溺れてしまい、そのまま亡くなってしまった。墓は故郷の宮城にあるが東京でもお参りできるようにと、先述の由利徹や赤塚不二夫によってこのお地蔵さんが建てられた。破天荒な人生のようだったが、特別嫌われたわけでなく、死後もこうやって師匠たちが慕ってくれているのはある意味素晴らしい人生だと思う。(一部Wikipedia参考)TAITOおでかけナビ・法昌寺案内上野から日比谷線北千住方面に1駅で入谷につく。北千住方面と中部黒方面で改札が違うので要注意。駅から近いが静かな感じのたたずまい。入ってすぐの所に「たこ地蔵」がある。赤い被り物をしていたが、たこ八郎の顔を再現したようだ。37回忌の卒塔婆もあったが、戒名も「たこ八郎」なのか?たこ八郎の言葉に「迷惑かけてありがとう」がある。人は生きてくうえでいろんな人に迷惑をかけたりしているが、たいがい「迷惑かけてすいません」「迷惑かけてごめんなさい」などの謝罪の言葉になるが、あえて「ありがとう」と使うのが斬新な言葉に思える。実際の経緯はわからないが、謝罪の言葉よりも迷惑かけた相手に対して「迷惑を受け入れてくれてありがとう」「迷惑に対応してくれてありがとう」などの感謝の意味が込められているのではないかと思う。確かに謝罪の言葉よりもお礼の言葉の方がお互いに気持ちがよくなるような気がする。例えば電車が遅延したときに車内放送で「この列車はただいま2分ほど遅れています。お急ぎの所ご迷惑をおかけして申し訳ございません」というのが良いのか、それとも「この列車はただいま2分ほど遅れています。遅延にご理解とご協力いただきありがとうございます。」と言うのとどっちが気分いいかという考えになる。前者だとちょっと恐縮する感じだし、後者だと自分が鉄道に対して協力していると気分的に良い気がする。(個人の感想^^;)本当に謝らなければならない場面では謝罪の言葉が必要だが、出来るだけありがとうの様な感謝の言葉を多く使った方が前向きな気分になれそう。腹の部分に自筆の様な言葉が刻んでいる。本人はいなくとも言葉は生き続けることだろう。「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。鉄道旅行の参考になれば幸いです^^