トキワ荘マンガミュージアム
2022年も終わりに近づき、振り返ると多くの有名人が亡くなった年であると思える。その一人がこの4月に亡くなった漫画家「藤子不二雄A」こと安孫子素雄氏である。安孫子氏は相方の藤子F不二雄こと藤本弘氏とともに豊島区南長崎にあるトキワ荘というアパートで下積み生活を行っていたようだ。トキワ荘には藤子不二雄の他に手塚治虫や赤塚不二夫などの多くのマンガ家が住みこんで共同生活をしながらマンガを描き続けたようだ。実際のトキワ荘自体は1982年に解体されたようだが2022年7月に同じ豊島区南長崎の近くの地に復元されて「トキワ荘マンガミュージアム」としてオープンした。入場は基本的にサイトでの予約制だが、入場者数に余裕があれば当日でも予約なしで入館できる。正月期間中は休館なので要注意。撮影可能以外での撮影は不可です。トキワ荘マンガミュージアムのサイト南長崎二丁目バス停から続くトキワ荘通りにある南長崎花咲公園内にトキワ荘マンガミュージアムがある。外見は当時のトキワ荘を再現している。懐かしい形の公衆電話もあるが実際の機能はしていない。携帯がない時代、これで漫画家と出版社などで打ち合わせなどしたことだろう。共同炊事場がありガスコンロなど時代を感じる。炊事場にはカルピスやファンタなどの瓶も置いてある。カルピスといえばこの様な瓶で、コップに少し入れて水で薄めて飲んだのを覚えている。部屋は四畳半程度でここで黙々とマンガを描いて今に至ったのだろう。2023年3月26日までは藤子不二雄Aの作品である「まんが道」の特別展示がある。そのためこの期間は入館料は500円になる。藤子不二雄A先生の周りには、笑うせえるすまんの喪黒福蔵や忍者ハットリくん、怪物くんなど、氏が手掛けたキャラで囲まれている。マンガか同士が住んでいるのでライバルかと思いきや、住民は皆兄弟みたいな関係でいたようだ。なので、他の誰かが売れはじめてもそれを祝福し、自分自身もそれに追いつこうと奮起する相乗効果が表れたようだ。何気なく見ている漫画でも、表情や演出は様々で氏のこだわりがあるようだ。せりふは少なくとも、コマを見ると今どの様な状態かが伝わってくる。公園内にはトキワ荘にいた漫画家の記念碑がある。今は亡くなった人も多いが、これからこの様なレベルのマンガ家が出てくるのを期待したい。トキワ荘通りには「昭和レトロ館」もある。昭和の家を再現していて、テレビやちゃぶ台、炊飯器や柱時計など再現している。さすがに今の生活に慣れるとここでの生活は不便に思えそうだが、最初からこの環境だとそれほど苦でもないだろうか。野球盤やリカちゃん人形、ルービックキューブも展示してある。いずれも小学校の頃など遊んだものだ。今年も当ブログにアクセスいただき、また、コメント等もいただき誠にありがとうございます2022年が明けたと思ったらもう年末になり、月日のたつのが早いのを実感します。なので1日1日をじっくり噛み締めて過ごしたいですね。週1のペースなど、そんなに頻繁な公開ではなかったけど、2023年も引き続きアクセスいただき、旅の参考になったりコミュニケーションが取れればうれしいです。それではよいお年をお迎えください♪