高架複々線の西武池袋線富士見台を通る様々な車両たち
池袋から所沢、飯能方面に向かう西武池袋線は、練馬~石神井公園(しゃくじいこうえん)までが高架複々線になっている。同区間は西武の各世代の通勤車両や、東京メトロ有楽町線、副都心線からの地下鉄車両、更には副都心線から先の直通である東急東横線の車両など頻繁に乗り入れて、時には並走も見られたりとなかなか面白い。その区間にある富士見台駅にて列車ウォッチをしてきた。池袋を出ると所沢まで停まらないが、飯能・西武秩父方面の特急ラビューも1時間に1,2本ほど通る。複々線では特急の威力を発揮して普通列車を追い越したりする。西武特急といえばレッドアローのイメージだったが、宇宙船を思わすその外観はそれまでの西武特急の常識を打ち破った感じだ。西武の中でも比較的両数が多いと思われる6000系。地下鉄有楽町線、副都心線・東急東横線にも乗り入れたりする。側面はステンレスの青帯だが顔の白が目だち、ちょっと歌舞伎っぽい。玉子のような丸っこい正面が特徴の30000系。雰囲気から「スマイルトレイン」という愛称もある。20000系は正面の青が目立つデザイン。東武50000系の色違いにも思える。(かな?)参考:東武50000系40000系は2017年運転開始と比較的新しい車両。編成によっては、ロングシートから進行方向に配置するクロスシートに変わる機能もあり、西武線~東急線直通の有料ライナー「S-TRAIN」として使われる。西武の通勤車両の代表的なイメージが残る2000系もまだ池袋線で走っている。青帯の車両が大多数を占めた中で黄色い車両は目立つ。2000系の1編成は「西武鉄道創立110周年記念トレイン」として、前身の武蔵野鉄道をイメージした茶色に塗り替わり、一層目立つ存在になっている。東京メトロ有楽町線、副都心線からは10000系が乗り入れる。こちらは先頭が丸っこい感じがユニーク。有楽町線、副都心線の後継車として17000系も多く見かけるようになった。10000系に比べてかわいらしい顔つきだ。東急の5050系も乗り入れ、ここが西武だというのを忘れてしまいそう。横浜高速鉄道(みなとみらい線)Y500系もわずかながら乗り入れる。浜っ子がわざわざ埼玉まで足を延ばす。富士見台駅は島式ホームの外側に通過線があり、新幹線の三島駅のような構造。高架駅なので新幹線のような横長のスタイルの駅舎。水色のデザインが夏場は涼し気になりそう。鉄腕アトムのアニメ制作会社がこの富士見台にあったようで、鉄腕アトムとの意外なつながりがわかった。「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。鉄道旅行の参考になれば幸いです^^