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テーマ:鉄道(23042)
カテゴリ:千葉の旅
暑い日が続き、クーラーが恋しくなる日が続きますね。 乗りものでもクーラー付きは当たり前で、鉄道でも都心部の電車はもちろん、ローカル線のディーゼルカーでもクーラーが標準装備になっています。 そんな中、千葉県の佐倉市を走る「山万(やままん)ユーカリが丘線」は令和の今でもクーラーがない車両で運転しています。 京成本線のユーカリが丘駅から出るこの鉄道は、自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)を採用していて、東京の日暮里舎人ライナーやゆりかもめなどと同様の新交通システムになっている。 山万は本来不動産会社で、分譲地へ向けて鉄道を開業したいきさつがある。 同鉄道は何回か乗ったが夏は乗った記憶がないので、暑いさなかではあるが非冷房車の旅を久々に楽しんだ。 山万株式会社のサイト 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ 京成線ユーカリが丘駅に隣接してユーカリが丘線のりばがある。 3両編成の可愛らしい車両で、まるで遊園地の乗り物のようだ。 タワーマンション群をバックに電車が到着する。 東京の湾岸エリアを思わす光景だが、上野から50分ちょっとの距離の所である。 日中では車内におしぼりが置いてあるため、PRの「おしぼり」表記が正面にでかでかとあるんがユニーク。 「ユーカリ」が丘にちなみ、車両も「こあら」の愛称があり、こあらファミリーが描かれているのも分譲地らしい感じ。 ユーカリが丘駅のホームには冷房付きの待合室がある。 列車を待っている間はここに滞在するのが正解。 車内は上部の窓があいており送風もあるので、乗車時は極端な暑さは感じなかった。 真ん中の車両にクーラーボックスがあり、中におしぼりが入っていて自由に取れる(一人一つ) 他にうちわもある。 車内の配布は日中のみで、夕方以降はユーカリが丘駅での配布になる。 なので、朝は配布されないようだ。 紙おしぼりだが飲食店でのものと違い、かなり冷たく「つめたぁ~いおしぼり」という言葉も嘘でない。 うちわはチーバくんをデザインしたものでかわいらしい。 昭和57年の開業時からの車両なのでもう40年以上経っている。 当時は普通列車に冷房はそれほど普及せず、車両の構造からクーラーの設置は難しいようだ。 路線はユーカリが丘からニュータウンをラケット状に1周してユーカリが丘に戻ってくる。 1周約15分で、最長乗っても10分程度などでクーラーはそれほど必要ないとの考えだろうか。 逆に話題性がある。 途中の女子大駅には車庫があり、全3編成が在籍している。 ラッシュ時以外は1編成が周回している。 「女子大」駅といっても、女子大の建設は中断し学校そのものはなく駅名だけが残った。 女子大の次は中学校。 一挙に若返った感じだが、ユーカリが丘線にはこの様なシンプルな駅名が多い。 線路の外側はタワーマンションなどの住宅地、内側は緑が多い中をユーカリが丘線が女子大に到着する。 中学校駅は近くに中学校があるので、名が体を表している。 英語表記も、junior high schoolなどではなくストレートなローマ字なのも面白い。 中学校駅近くにキッチンカーがあり、「みそカツバーガー」があったので思わず賞味。 トマトの風味と味噌の甘さが入り交じり、独特な風味だ。 ユーカリが丘の2駅先が「公園駅」で、ここから右側に、女子大、中学校、井野と通り再び公園に戻りユーカリが丘に向かう。 なのでラケットの根元の様な位置になる。 こちらも駅前に公園があるが、駅名は○○公園ではなくただの公園駅だ。 公園の名称が変わっても駅名を変える必要はなく合理的かも。 ユーカリが丘に向かうこあら号。 この様な形態で約40年走り続け、今後、街や車両がどのように変わっていくか興味深い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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