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テーマ:鉄道(22740)
カテゴリ:栃木・群馬の旅
2023年8月26日に、栃木県の宇都宮に「宇都宮ライトレール」という路面電車が開業した。 それまで路面電車の走ってなかった地域に新規に開業するのは約75年ぶりとのことで、かなり画期的な出来事だ。 路面電車は、函館、岡山、富山、長崎、鹿児島などの中都市に多く運転され、地下鉄では輸送力が過大だけど、バスだと輸送力が小さい場合に路面電車のメリットが生かされると思う。 宇都宮もそのような街で、これが成功すれば他の都市にも路面電車が走るのではと思ってしまう。 宇都宮ライトレールのサイト 宇都宮駅は「宇都宮駅東口」という駅名で、宇都宮ライトレールの始発駅になっている。 奥にJR宇都宮駅がある。 ヨーロッパの車両を思わす黄色いトラムが印象的。 他の地方の路面電車と違い、1両編成のものや外観がラッピングされているものはなく、全てこのスタイルになっている。 宇都宮駅東口を出ると左にカーブし鬼怒通りを走る。 丁度熱いさなかで、水遊びをしている子供たちが気持ち良さそうだ。 タイミング的に上下列車と回送列車が重なり、これだけ見ると本当にヨーロッパのようだ。 車内も黄色いクロスシートが並び、近代的な路面電車だ。 吊り手も四角く独特な形態だ。 車内ではSuicaなどの交通系ICカードも使え、先頭の運転席以外の出入り口以外にも読み取り機が設置されている。 現金の場合は、乗車駅で整理券を受け取り、先頭の運転席にて運賃を支払う。 なので、ICカードの方が支払いはスムーズだ。 1日乗車券の様なものは発売されていない。 終点は宇都宮駅東口から約50分の芳賀郡芳賀町にある「芳賀・高根沢工業団地」である。 途中に鬼怒川を渡る。 広大な田園地帯も走る。 踏切がない代わりに立体交差の坂も多く、前面展望ではアップダウンも楽しめる。 芳賀・高根沢工業団地はその名の通り工業地帯で、道路の真ん中に駅がある。 路面電車が出来たことにより、この辺りの車も注意して走るようになる。 現に開業して間もないのに自動車による事故が2件発生している。 自動車教習所で路面電車が走る道路の走り方を学んだが、なかなか実践する機会がなかった。 黄色い矢印は路面電車に対する進行なので要注意。 芳賀工業団地管理センター駅付近では明らかに急なのがわかる坂道を通る。 車だと簡単に通れそうだが、電車だと結構大変そうだ。 車側はかなり渋滞しており、路面電車の強みが出たようだ。 途中の清陵高校前駅は、その名の通り宇都宮清陵高校や作新学院大学、清原中学校の最寄駅で、学生でにぎわいそうだ。 清陵高校前から歩いて15分ほどの所に清原学園通りがあり、田園地帯の高架を上り下りする宇都宮ライトレールが見下ろせる。 平石駅は2面4線構造で、車両基地や本社が隣接してる。 平石駅の先はカーブの高架で、天に上がる様な光景に見られる。 車両基地で何編成かが休んでいる。 宇都宮といえば餃子なので、グリーンカレーの上に餃子が乗っかった「餃子カレー」を賞味。 将来的には急行も走らすようで、これから先、どの様に進歩していくか末永く見守っていきたい。 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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