「大地の子」に見はまる・・
かなり前のドラマですが、ケーブルで1話から11話までぶっ通しでやってました。ほぼ12時間、疲れた・・。作品を知ってはいたけど、実はまだ見たことなくて。これは、中国残留孤児のお話。NHKが制作した日中共同ドラマ。原作の山崎豊子が残留孤児を取材して、小説化した感動作。中国残留孤児の陸一心が、様々な困難に立ち向かいながら戦後を生き抜いていく姿を描いています。パパも私と一緒に見はまってました。二人で涙うるうるして・・。中国って怖いイメージがありました。日本大使館や日本のお店を襲った民間人の暴動。日本人って、なんでこんなに嫌われてるんだろう・・って。昔の戦争が原因なのは分かっているけど、日本とアメリカは、仲良しになれたのに、中国や韓国は難しい。このドラマの中でも、日本の鬼子といって一心が苛められます。なぜ日本は侵略なんかしてしまったのか・・。虐殺してしまったのか・・。それが戦争なのか・・。開拓団として満州に行った人たち、たくさんの人が死にました。なぜ子供だけ中国に残されたのかよくわからなかったけど、このドラマを見て、わかりました。運がいいのか悪いのか・・生き残ってしまったんですね。一心の開拓団も、一心と妹と近所のお姉さんの3人だけが生き残り、あとは全員殺されてしまいました。中国人に拾われて、3人別々に引き取られていきます。あまりの恐怖に記憶を失くしてしまった一心。これがまた運命の悪戯か、複雑な人生となっていきます。日本を憎む人が多い中でも、一心を一人の人間として愛してくれる人たちがいました。一心という名をつけてくれた養父母、貧しい中でも大学にまで行かせてくれました。本当に、自分の子として一生懸命に命がけで育ててくれました。いい人だなぁ・・って人が何人も出てきて、それだけで、中国に親しみが出てきます。日本も中国も、悪いところばかり見てないで、過去は過去として受け止めて、いいところを見つけていけばお互い発展していけるのでは。言うのは簡単だけど、難しい・・。中国はいつまでも、侵略虐殺の清算を求めているけど、日本はODAとして無償資金協力を投じている。これはもちろん、私たちが支払っている税金から・・。中国における無償資金協力は1980年以来、医療・保健、環境保全、人材育成・教育等の基礎生活分野で協力してきています。2004年度末までの累計は、1,457億円(2004年度迄の交換公文ベースで累計65億人民元相当)です。今日、日本は中国にとり最大の援助供与国です。今では、日本を越える勢いで発展していく中国だというのにまだ求めている・・。最近、中国で暴動を起こした人たちは、ODAのことを知らない。近代的な上海空港、近代的な病院等は日本のODAのお陰ということを知らない。汚水処理場、職業訓練、結核撲滅、大気汚染の環境整備、水力発電・・今の近代的な中国は日本のお陰といっても過言ではない。暴動を起こす反面、日本の製品を愛用していたりする中国の人・・。お金ですむ問題じゃないとはいえ、やっぱりお金?無知は罪。それはお互い様?教科書で、南京虐殺の事実を詳細に載せて、罪の意識を持たせればすむ問題なのか?そうしたら、中国がベトナムに対してしたことは?このドラマを見て、いろいろ考えてしまいました。安倍首相になって、これからどう変わっていくのか、期待します。日本の対中経済協力の詳細はこちら。大地の子 全集 DVD-BOX ◆20%OFF!追記中国は他国を侵略したことがないのか?と疑問に思い・・(無知ですみませんm(_ _)m)、調べてみたら、いろいろありますね。ベトナムは知ってたけど、チベットやインド等も。最近の日本ガス油田盗掘も侵略じゃないのか・・?自分のことは棚にあげて・・みたいなところが気に入らない。